今更ではありますけど、来年早々、東京バレエ団がまたもマラーホフ版「眠り」を上演するそうですね。私は前回の公演を観てはいないのですが、チラシを見る限りでは、正に聞きしに勝る、という感じでしょうか。とにかく一言、日本人にこの衣装は似合わないだろ~!って感じなんですが。チラシの写真で見る限りでは、特に宝石の精たちの衣装。チュチュというかスカートの真ん中部分の切れ込み?(すみません、ファッション用語にはからきし疎いもので・・)はなんかびみょ~だし、長い袖、これは正直腕が短く見えるだけなんじゃないのかなぁ。ダイヤモンドの精の衣装なんて、なんか着ておられる方が気の毒に感じられてしまうくらいなんですけど・・首元まで詰まったデザインって、実際以上に顔が大きく見えちゃうのに。フロリナ王女の衣装は可愛らしくていいと思う。っていうか、皆こんなデザインだったらいいのに。シンデレラもまあまあかなぁと思うけど、中途半端な丈の袖が、これまた邪魔。やっぱ腕が短く見えちゃうと思うんだけど?スカート部分は可愛くて、いかにもメルヘンって感じでいいと思うけど。オーロラの誕生を祝福する妖精たち、これは・・・上野水香さんはまだお似合いかな??マラーホフと踊ってる時の衣装の方が似合ってるとは思うけど。しかししかし、女性陣はまだいい。男性ダンサーなんて、一体・・・いやはや、これ程までに似合わない衣装を着て踊らなきゃならないダンサーの皆さんもお気の毒ですよ。元々「眠り」って、日本のバレエ団には一番似合わない演目だな、って思ってたけど、このマラーホフ版の衣装では更にとんでもないことになっちゃいそう。殆ど「うけ」を狙ってる?って感じなんだけど。もっと普通の衣装で躍らせてやれよ~、って言いたいけど、それだとマラーホフ版をわざわざ上演する意味がなくなっちゃうしね・・
ちなみにオーロラの衣装だけは普通らしいね。っていうかチラシで見る限りではすごく素敵だと思う。ヴィシニョーワが素敵だ、っていうのも勿論大きいけど、初演時(東京バレエ団の)、吉岡美佳さんも好評だったように確か記憶してるし。ヴィシニョーワのオーロラは観たいけど、周りがこれじゃあ、観る気にはなれないなぁ、申し訳ないけど。
まぁ、チラシの写真だけ見てあれこれ言ってても失礼ではあるよね。実際に舞台を観たら、思ってた程にはおかしくないのかも知れないしね(可能性としてはかな~り低いと思うけど・・)。こういうのは、ベルリン国立の来日時に持ってきて欲しいですよね。いや、私はベルリン国立でも多分観には行かないと思うけど。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう