|
|
|
2005年07月07日
カテゴリ：吉宗
＜前回までのあらすじ＞
行くつもりのなかった６のつく日恒例の吉宗＆北斗のイベント。 結局朝目が覚めてしまったリコとＳちゃんは「とりあえず」というつもりで、Ｓ店へと向かった。 抽選で当たった155番と149番という素晴らしい番号のもと（汗）店内に進むと… 絶対に取られているだろうと思っていたリコの狙い台が偶然にも空いていた。 それは昨日終日打って３千枚で終わった無念の大吉の据え置き狙いだった。 こんだけ人がいて唯一空いていたのは神のお導きかもしれない！ そう思ったリコの引きは昨日と大違いで、松解除２回やチャンス目解除…次々とボーナスを引き当てる。 一方のＳちゃんは銭形の大吉探しに苦戦していた。 こうなったらリコが出すしかねーや！ チャンス目解除から引いたＢＩＧ後、やはりモードＡからのボーナスだったのかそのままスルー。 それからしばし沈黙の時間が流れる。 その頃銭形に苦戦していたＳちゃんが険しい顔でやって来て、 「やべぇよ…」と大きなため息を漏らした。 「銭形、大吉がもう俺の台かおにいの台が俺の横のどれかしかなくて、 おにいとガシガシ打ってただけん…俺の横だった」 ○|￣|＿ よくあるコト…なんだけれども、このケースはかなり悔しい。 しかもおにいと共にＳちゃんの横のその台は怪しいと踏んでたらしく、 途中しばらく空いていたのだけど、２人とも自分の台かもしれないという要素もあったためか、 動くコトができなかったらしい。 それで、後からになってヒョコッと来た若い子が座って…大吉。 「リコ、ゴメン！俺もう５万使ったで」 「そ、そんな使ったの！？」 「だって銭形、ＢＩＧ２回しか来なくてバケばっかなんだモン！」 過去、リコも何度か銭形のおみくじイベントに参戦したコトがあったものの、 一度も大吉を手に入れるコトができず、 おまけになかなか見つからないせいなのかわかりにくいせいなのか、 多額の投資を強いられ、大吉が別の場所で見つかった時はどうしようもなくなった記憶があるよ。 「ほいじゃあ、Ｓちゃん銭形やめなよ！リコの台据え置きっぽいかもしれんでがんばってみるで！」 「わかったよ」 今思えば何を根拠に「据え置きっぽい」と思っていたのかは謎だが、 なぜか今日のリコは自信満々だった。 それでもリコの台、その時すでに565Ｇを超え…800Ｇ台のゾーンを目指し歩いていた。 すると…840Ｇで、ボーナス！！ それがオバケだったものの、間違いなくモードＢからだから…天国に期待！ 天国に期待！（聞こえる声で） ヘヴン、カモーン！ ヘヴン！！ 「……」 ヘヴーーーン！ オーーーイ！！ ヘヴンどこー？ ｡･ﾟ･(ﾉД`) どうやらリコの思いは届かなかったらしく、そのモードＢの雰囲気ムンムンの840Ｇからのオバケ後シーン。 何なく193Ｇを抜けてしまい、マジで笑えないモードＡ転落となった。 ６を探している最中にこうなると、決まって思うコト。 なんでループしなかったの！？もしかして６じゃないの！？ そしてそう思った直後に、決まって思うコト。 でも６だからと言っても、モードＢから天国への移行率は２分の１なワケだし…以降しない方の２分の１を引いてしまっただけだろう。 リコのプラス思考、ｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!! たかだかココでまたモードＡからの仕切り直しになってしまったからと言って、 天国移行の２分の１を引けなかっただけの理由で「６じゃない」と判断してやめるワケにはいかないでしょ。 迷わず続行！ しかし、840Ｇハマってオバケ単発で終わってしまったリコの身にさらなる不幸が訪れた！ 続行するコト２時間弱、カウンターのゲーム数が４桁台に！！ 1000Ｇハマリ超えたに…、持ってたコインものすごい勢いで飲まれたに… この様子にさすがのＳちゃんも「お前…それ６っぽいんだよなぁ？」と確認される。 「それがわからんだよ」 「そうなの！？謎解除は何回しただ？」 「してないよ」 「お前ッ…それやめてもイイんじゃねーの！？」 そんなコト言ったって、1000Ｇハマリを超えたんじゃ簡単に捨てられないよぉ… リコの背中側では次々といかにも６らしきデータを掲げた台がドカドカ出玉を増やし始め、 自分の台が６じゃないと見切った人や、財布にあるお金を使い果たした人たちが台を離れ、 入れ替わりお客さんが変わってる。 リコもまわりに６らしき台があれば別なんだけど、なぜかリコのいる島の周辺だけ出てないだよ。 このままだと全部飲まれる…どうしよう。 だいたいなんでこの台を据え置きかもって思って打ってたんだろ？（おせーよ） ようやく我に返ったリコに、転機が訪れる。 1100Ｇちょっと前に高確率演出に突入。 ゾーンでも何でもナイし、入らずに終わったはものの… その高確率演出終了後まだ32Ｇも回さないうちに、前兆演出らしきものが発生し、 またガセ高確率演出！？と思っていたら、青い姫が通って俵揃い！ リコ、チャンス目もチェリーも松も引いてナイ！！ こりゃあ間違いなく謎解除だ！ 「Ｓちゃん！謎解除したに！」 同じ島で一緒に６らしき台を探してくれてるＳちゃんに早速報告する。 やっぱり据え置きかもしれない、そうかもしれない…！ よくよく考えたら、昨日あんだけヘッポコ大吉だったんだモン！ 雰囲気もすごく似てるし、絶対据え置きだよ！ "ヽ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ" ←リコ、大暴走 「Ｓちゃん、やっぱリコこの台据え置きだと思う！なんかすごいそんな気がしてきた」 「そこまでお前が言うならそうなんだろ…だったら早く出せよ、リコ！」 「うん！！」 ちなみに重大なコト言うの忘れてたけん、この謎解除の1116Ｇで引いたボーナス…オバケだったで。（汗） これで約2000Ｇ間ＢＩＧ引いてないで。 でもリコはなぜか元気イッパイだった。 たぶんこれもモードＡで引いたオバケだろうからループしないと思うけど、リコはめげない！ それから１時間半が経過した。（嫌な予感だな、オイ） え～ッ、会場の方はどうなっているんでしょうか？ 放送席、放送席～ 「ハイ！こちら放送席です！」 えーっと、その後リコ選手の様子はどうでしょうか？何か変わりましたか？ 「あ、ハイ。1116Ｇでオバケを引いたのは見て頂いたと思うのですが、 その後さらに820Ｇハマったところで今、ようやくボーナスを引いた模様です」 820Ｇ？あれからまたハマったんですか！？ ＢＩＧでしょうか、オバケでしょうか？ 「オバケだったようです」 ((((;ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ ねぇなんで！？なんでなの！？ どうしてみんな、そんな簡単にＢＩＧが引けるの！？ リコ…もうかれこれ3000ＧくらいＢＩＧ引いてないんだけど、どうしてなのか誰か教えて下さい！ ﾟﾟ(´□｀｡)°ﾟ｡ ウワーン もう時刻は４時を過ぎていた。 見かねたＳちゃんが「これでループしなかったらやめよう。な、リコ？」と必死でなだめる。 リコもそのつもりでいたんだけど、なんと… このオバケの後、１Ｇで高確率演出中のデカ家紋がバフッ！！ 驚いて適当に押してしまった左リールに止まったものは…青７青７俵だよ、入ったぁぁ！ 「ただ今、リコ選手…約3000ＧぶりのＢＩＧを引いた模様です！」 ＢＩＧ！！！ 3000Ｇぶりの、５時間ぶりの…ＢＩＧ！（５時間ぶりって…）（汗） 安堵の表情で大喜びで消化を始めるも、リコの頭上にひとつの疑問が浮かぶ。 でもＲＴ１Ｇってコトだよなぁ… ＲＴ１Ｇのボーナスは他のモードでも天国でもあんまり大差なかった気がする。 果たしてホントに天国に行ったのだろうか？ もし天国行ってくれてるとして、このままループしてくれれば問題ナイんだけど… しかし、このＲＴ１ＧのＢＩＧの後に１番起きてはいけないコトが起きてしまった。 193Ｇ、スルー。 (´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ 結局天国で引いたＢＩＧだったのかそうじゃなかったのか、わからなくなってしまった。 データカウンタを193Ｇで止めたまま、悩むリコ。 いや～やっぱり６じゃないよな、６だったらこんなにハマる間にもっと謎解除引くはずだモン！ あぁでも過去にこういう大吉あったしなぁ… こんな時に邪魔をするのが過去の経験。 さっきのＲＴ１ＧのＢＩＧって、結局何モードで引いたボーナスだったんだろ？ 悩んでいるリコの前をたまたまおにいが通りかかる。 「おにい！」 「あぁー？」 「ＲＴ１Ｇでボーナス引いたらさ、天国じゃないこんもあるだかね？」 「そりゃあるケド…てか、お前まだその台打ってるのか！？」 「うん、据え置きかどうかわからんくて、ほいで…」 「お前、はっきり言わせてもらうケド…それ絶対違うぞ！！」 Σ( ﾟдﾟ) 大きいハマリが続いたためか、つぶつぶどころか塗りつぶされかけているデータ履歴を指差し、 おにいが大爆笑。 「絶対ナイって！」 今や元師匠となったおにいから立ち回りについて言われるコトなどもう何年もなかったリコ。 その元師匠が…「それ絶対違うぞ！」と言い切った！ リコ、もしかして誰もが「いつまでそんなクソ台打ってるのか？」と思うようなクソ台を粘ってたって言うの！？ 笑いながら言い切ったおにいが去った後、リコは恥ずかしさで顔を真っ赤にしたまま、 Ｓちゃんの元へ駆け寄る。 「Ｓちゃん、おにいにリコの台全否定されたよ！リコの絶対違うって！」 「アハハハ」 「やっぱり違うのかな？」 「うーん、俺もやめてもイイと思うけんな…」 Σ( ﾟдﾟ) もしかして…もしかしてＳちゃんも、途中からリコのコト、 「なんでそんなクソ台いつまでも粘ってんだ？」って思ってたのかな！？ この後リコはみんなにクソ台と見切られたその台を捨て、 何だか別の島で６をＳちゃんと一緒に探した気がするのだけれど、 よっぽどショックだったのか、残してあったメモがココで終わっている。（笑） 確かなのは夜７時に、もうどうしようもなくなったリコたちがお店を出たコト。 「アレ～？もう帰るんスか！？」 ちょうど今やって来たのか、昼間常連組のひとりでありＳちゃんが仲良くしてるＰくんとバッタリ逢った。 「オゥ、帰るよ」 「勝ちました？」 「吉宗の６探してたらボコボコにやられたよ」 「負けたんスか！？」 「２人で10万負けた」 ○|￣|＿ ○|￣|＿ 昨日あれだけ苦労して、やっとの思いで浮いた７万円がブッ飛んだよ！！ 昨日のあの思いを考えるとツライし、ひとり５万も負債も痛いけど、 リコにとっては精神的ダメージが１番デカイ。 Ｓ店を出た後、リコたちがお気に入りのログハウスの定食屋さんに行ったものの、 いつも負けても元気なリコの顔色が非常に悪くなっていた。 「なんか、知らん間にリコの台が据え置きだって思い込んでたよ…」 リコは一体何を根拠に据え置きだと思い込んで、あの台を粘って打ってたんだろう？ あの台を4000Ｇも回す必要があった？ せっかく出たカチ盛り１杯半を飲まれる必要があった？ 通常土日には必ず北斗か吉宗でおみくじイベントが開催されて、 リコは「大吉が入っていれば６」というある意味ホッパーエラーになった時点で答えを得られて、 それを見て、６ならブン回すし６じゃなければやめる。 でも今日はおみくじイベントじゃなかったし、自分が６だと思う台を見つけるしかなかったし、 ６じゃないと思った台は捨てなきゃいけなかった。 所詮おみくじイベント以外通用しない立ち回りなのかなぁ…リコって。 何が神のお導きだよ、これじゃ大魔王の思うままじゃんかよ！ 久々にものすごく落ち込んだよ。 泣きそうになっているリコの前で、 リコのホルモン定食のホルモンをつつきまくっている窃盗犯１名。（爆） 「ちょっとぉ！さっきから何リコのホルモン食べまくってるだ！」 ヽ(`Д´)ノ 「だってお前食わんかと思って！」 「食うよー！ホルモン、その焼肉と交換だに！交換！！」 怒る元気があれば…まだ大丈夫か。＾＾ 「まぁそう落ち込むな…リコ。また来週がんばればイイだで！」 「うん…」 ２人で10万使っても見つけられなかった６。 すごい悔しい。 リコはホルモンを頬張りながら、自分の立ち回りを反省し、 吉宗への仇討ちを誓った。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[吉宗] カテゴリの最新記事
|
|
||||||||
