カテゴリ:吉宗
「明日、7時半か遅くとも8時には来て下さいよ~!」
前日の夜、下見をしに行ったB店にて帰り際…仲の良い店員さんがそう叫んだ。 「はぁ!?7時半!?そんな早く来なくたってイイら~?」 「ダメっすよ、とにかく明日はすごいんやから早く来て下さい!狙い台取れなくなりますよ!」 リコたちは笑いながらB店を後にした。 「そんなすごいのかね?人イッパイ来るだかね?」 「どうだろうな~、でも8時くらいには絶対来いって言ってたしなぁ」 実を言うと…リコたちのセカンドホームであるB店で大イベントを開催するというのダ。 設定6をありえんくらいたくさん入れて、とにかく出しまくるらしい。(店員さん談) チェーン店内での10周年を記念してのイベントらしく、当日はなんとかガールとか言う女の子たちも来るらしい。 そんななんとかガールはどうでもイイのだけど、 ぶっちゃけ言うとパチンコ屋さんでよくあるイメージガールみたいなそういう類は、 どうもうちらのお金がその子らの給料になっているように思えて好きになれんのだけど、 まぁそれはさて置き、 設定6がそんなに入るなら打つのは迷わず大花火じゃん!と騒いでいた当初。 店長に「大花火にも6入りますか?」とSちゃんと聞いてみた。 「おッ、大花火ですか?ホントに好きですねー」 「…で、入るんですか!?」(詰め寄る2人) 「考えておきますよ」 B店の店長がこう言った時にホントにそうしてくれる確率は… □□□□□□□□□□ 0% (行列のできる法律相談所風) 「こりゃあ絶対入らんな」 「入りませんな、社長」 察知したリコたちは惜しくも大花火に行くコトは断念した。 そして1番信頼できる情報を流してくれる先の店員さんの話によると、 「メインは北斗と吉宗ですよ。北斗は3台に1台設定6やからね」とのコト。 3分の1!?そりゃすげーや! ヽ(・∀・)/ そんなワケで前日の下見ではSちゃんが入念に北斗の島を散策。 まぁ下見とは言えども普段あんまり稼動してないから全然狙いの定め様がナイんだけどね。(汗) そしてその下見の帰り道での車内… 「よーし、俺角4に決めた!リコは決めたのか?」 「リコね、吉宗打つに」 「なッ…お前、また何バカなコト言い出してるだ!?!?」 ((((;゚Д゚)))) ←Sちゃん(笑) 「ケンシロウきんらいだモン、リコ吉宗の6打つ!」 「だ、だってお前~店長だって明日は北斗が1番オススメだって言ってたんだぞ!? そりゃ吉宗にも6入るかもしれんけど、北斗が3分の1で6なら絶対北斗の方がイイって!」 最近しょっちゅうしているように思えてならないこの話は、寝る寸前まで結論が出ず、 「リコ、一晩よーく考えるだぞ」と言われて眠りについた。(爆) そして当日の朝。 「リコ、おはよう!どうだ?北斗打つ気になったか?」 「うんとね、角3打つコトにしたに!」 「オゥ、そうかそうか…もしかして俺の隣か?」 「ううん、吉宗だに」 ○| ̄|_ ←Sちゃん(笑) 必死の説得もむなしくリコの気が変わるコトなく、 「もうイイ、お前が好きなものを打てばイイよ。楽しくなきゃ意味ないモンな!」と、 眉間にしわをよせながら優しく言ってくれた。(どないやねん)(爆) S店の朝いちに行く時よりも早起きしたリコたちはせっせと支度を終え、 少し遅くなっちゃったけど8時におうちを出発。 B店が近づくにつれ、車を運転するSちゃんがそわそわし出した。 「どうしただ?」 「なんかサ、B店の朝いち並ぶなんて初めてだモンで緊張してきた」 「今8:15かぁ…30人くらいいるかね?」 「もっといるかもしれんくねぇ?なんかそんな中入ってくの恥ずかしいよな」 意外とシャイなSちゃんは、普段行き慣れてるS店の朝いちとは違うせいかホントに緊張している様子。 「やっぱもっと早く来るべきだったかもな~狙い台取れんかったりして」 つられてリコもドキドキしながら、ようやくB店の駐車場へ乗り入れた。 「………!」 そこでリコたちが見た絶句する程の光景は!? 「誰もいない!」 「なんだよ、誰も並んでねーじゃんかよ!?」 (爆) リコとSちゃん、口をぽっかり開けたまま顔を見合わせ爆笑。 誰もいないとわかった途端、Sちゃんがなぜか駐車場から車を出した。 「どしたの!?」 「1番乗りなんて恥ずかしいで、ちょっとその辺ウロウロしてるか」 そういうコトか。^^ 結局開店15分前くらいまでウロウロして戻ってきたら… 「あ、人いる!」 「どんくらい並んでる?」 「3人くらい列作って並んでるに」 (爆) 100人200人くらい並ぶんじゃないかと思っていたリコたちは拍子抜け。 B店の大イベントはそんな珍エピソードからスタートした。 9時開店。 結局かろうじてリコたちを含め10人程になった行列(汗)のまま、店内へ。 そんな中でもつい走ってしまうリコたち、いつもの癖!? Sちゃんは人ゴミの中(ウソつけ)狙い台の角4をしっかり取ったらしく、 リコは吉宗の島の角3にサッと着席。 そして辺りを見渡してみると…吉宗の島、誰もいない!! 他の人たちはほとんど北斗に行ったらしい。 こんな中ひとりでホントに6探せるのかな? まぁきっとこの後続々とお客さんが現れるはずだよね。 そう思ったリコは早速吉宗の島にてたったひとりで打ち始めた。 打ち始めて2千円…あれ程頑なだったリコの心が動いた! やっぱこれじゃあいかん! いくら北斗がキライでも、こんな6が何台あるかわからん吉宗の島でひとりで6を探すのは無謀すぎるよ!! 今ならまだ北斗はそれ程人もいないだろうし、0Gから打ち始められるはず。 ケンシロウはヤだけど、朝いち高確がどうか見ながら、 Sちゃんと一緒に3分の1である6を探した方が絶対堅い! リコって頭イイ! (いや、俺それ昨日から100回くらい言ってるんですケド…BySちゃん) そう気づいたリコはクレジット内のコインを打ってら北斗に移動しようと、 残り3枚になった時はほど半立ちの状態で回し、吉宗の島を後にしょうとしていた。 ところが… 「ん?…あぁーッ!」 なんと、最後にしようと思ったそのゲームで信じられないコトが! 左リールにチェリーが止まってて、中リールにチェリーが何にもいない! 単チェ引いちゃったよ。 (・∀・)イヤン 早く北斗に行かなきゃいかんのに、こんな時に限って妙な引き。(汗) これがオバケだったため、抜けたらソッコー移動だ!と思っていると… その後100Gでまたオバケ。 ん!?もしかしていきなり天国ループか!?と思っていると… その後76Gでまーたチェ解除!! 朝からナンダナンダ… だからとりあえずそういう引きは北斗に行ってから発揮しようや…と思いつつ、 それでもそのチェ解除で引いたボーナスがBIGだったため、ひと安心。 今度こそこれで抜けたら換金して北斗行こう!と思っていると… その後77Gでオバケ。 「リコやっぱ北斗打つ!」というメールにホッとしていただろうSちゃんが、 「お前まだ来ないのか?」とやって来た。(笑) それから67G回したところでまたオバケが来たのだけれど、 これでもう早くも今日4回めのオバケ。 せっかくこの後北斗に行こうとしてるのに、どうせ引くならBIG頼むよ~とあきれていると、 ここでまたしてもわけのわからん引きを発揮してしまった。 このオバケで俵8連。(爆) ( ゚Д゚)ポカーン これを機にリコはあるコトに気づき、決意を固めSちゃんの元へ。 「Sちゃん、今リコオバケで俵8連したに!」 「マジで?」 「朝やめようとした最後のゲームで単チェと言い、 この引きはもしかしたら今日は吉宗を打てって言う神様のお告げかもしれんで、 リコやっぱり吉宗打つコトにするで!」 そう真剣な表情で言い放った後自分の台にそそくさと戻って行ったリコを見たSちゃんは、後々こう語る。 「また始まったかと思いましたね。アイツああなるともう止められないんすよ。 神のお告げとか言い出すと、もう何言っても無駄。変な宗教に引っかかりやすいタイプです。」(汗) 3分の1にかけ、北斗の6を探し出すSちゃん。(普通) 3分の1で6を取れるという堅い勝負を捨て、神のお告げを重視し吉宗に挑んだリコ。(バカ) はたしてこの勝負、どうなるのか━━━━━!? <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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