新型インフルエンザ対策で改定案、感染拡大抑止を全面に
新型インフルエンザ対策を検討する国の関係省庁対策会議は、対策の基本となる「新型インフルエンザ対策行動計画」の全面改定案を公表しました。流行が広がった段階で、軽症の入院患者を自宅療養に切り替えるなど、感染拡大を防ぐ施策を充実させました。国民の意見を募ったうえで年明けに決定する予定です。従来の計画は、感染が広がる過程での対策が少なく、流行時に対応できないと指摘されていました。改定案は、目的として〈1〉感染拡大を可能な限り抑制し、国民の健康被害を最小限にとどめる〈2〉社会・経済を破綻させない――を掲げ、対策を整理し直したものです。新型インフルエンザについては、マスコミも連日取り上げています。これだけの騒ぎとなると、実際に流行が起きない場合、狼少年状態になって、逆に警戒心が薄れることが心配になります。どんなことにつけ、適度に怖がるというのは、難しいものです。