チリ巨大地震
チリ地震(M8.8)で大きな被害が起きました。マグニチュードは、最近10年間でみると、2004年12月に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震(M9)に次ぐ大きな地震になります。気象庁が算出したマグニチュードは8.6です。阪神大震災と比べて、地震の出すエネルギーは300倍以上に相当する、と報道されています。阪神大震災が最終的に7.3ですので、7.3と8.6では90倍ぐらいのはずですが・・(当初発表の7.2と8.8なら250倍ぐらい)。一般にM8以上の巨大地震はプレート境界で発生することが多く、世界で毎年平均1~2回発生しているそうです。一般に、地震規模が大きいほど、津波規模も大きくなり、津波が諸外国に及ぶこともあります。津波被害といえば、1960年のチリ地震が有名です。地震発生かいら22.5時間後、5月24日の早朝に日本を津波が襲いました。地球の反対側からですので、約2万kmを20時間強で到達しているので、時速1,000km弱です。ちょうどジェット旅客機のスピードと同じぐらいになります。波の高さは1~4m、高いところでは5~6mと伝えられています。全国で死者・行方不明者142名、家屋の倒壊や流出、住家の浸水、橋梁破壊、道路決壊、田畑の冠潮、船舶の流失などの多大な被害が出ました。今回も、警戒は必要なようです。