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カテゴリ:今宵、若様は恋におちる 全38話
![]() 春闺梦里人 Romance of a Twin Flower 第36話「妻の霊位」 皇商大会の結果発表の宴。 季曼(キマン)は勝者となった如月(ジョゲツ)郡主の新商品に多量の水銀が含まれていると気づき、この場で検査したいと上奏した。 話を聞いた皇帝は検査を許可したが、その前に如月が自ら過ちを認めてしまう。 「陛下、水銀が人体に害があるとは知りませんでした」 …最終決戦前、如月は凌剣星(リョウケンセイ)に新商品を見せた やむを得ず強い薬を加えたせいで自信がない如月、しかし凌剣星は至って冷静で、勝敗にはこだわっていないように見える 『大人…もしや目的は勝つことではなく、寧鈺軒(ネイギョクケン)夫妻を潰すことなのですか?』… 如月は凌剣星の目的が勝敗でないことから、潔く負けを認めた。 そもそも水銀粉は化粧品の成分として良く使われているため罪には問われない。 結局、判定だけが覆り、安全な薬草だけで作った皓雪堂(コウセツドウ)が勝者になった。 すると季曼は海坊(カイホウ)の商売を発展させるため、皓雪堂の処方を公開すると宣言する。 皇帝は心の広い寧夫人に敬服、海上貿易組合の会長を決めることにしたが、その時、凌剣星が御前に出た。 凌剣星は聶桑楡(ニェサンユー)の霊位を示し、ここにいる寧夫人は偽物だと暴露した。 実は寧夫人が別人のように変わったことから、密かに調べさせていたという。 すると如月がここぞとばかりに反撃した。 「陛下、この女は聶桑楡ではありません!聶桑楡は絵が得意でしたがこの者は描けません 小さくて流暢な筆跡も大きく力強くなりました 聶桑楡の陰険さに皆が恐れをなしていたのに、急に寧家の掟を廃止したわ」 寧鈺軒は咄嗟に季曼をかばおうとしたが、季曼は寧家と聶家を巻き込まないよう寧鈺軒を遮った。 「陛下、私は確かに聶桑楡ではありません、これは私一人の罪です」 そこで季曼は温婉(オンエン)を道連れにした。 「周到な罠をかけたわね…でもあなたも自分の素性も認めたら? あなたは如月郡主ではない、寧府の第二夫人・温婉でしょう?」 鬼白(キハク)は確かに郡主なら寧家の事情を知らないはずだと揚げ足を取った。 宴は紛糾、皇帝は激怒して皆を静めた。 寧鈺軒は仕方なく最初の妻である聶桑楡が亡くなったこと、如月郡主の正体が第二夫人の温婉だと認める。 すると巻き添えを恐れた檀(タン)王は全てを知る凌剣星と温婉をあっさり切り捨てた。 「凌剣星よ、毒婦と結託し君主を欺いた罪は許し難い!凌剣星も捕らえよ!」 凌剣星は檀王の手前、罪を認めたが、寧鈺軒と聶桑楡も同罪だと訴えた。 「この女は朝廷のお尋ね者、茶幇(チャホウ)の季銘(キメイ)の娘です! 県衙を捜索すれば必ずや証拠がみつかるはずだ!」 温婉と凌剣星は引きずり出された。 寧鈺軒は最後まで季曼を守ろうと抵抗したが、季曼は覚悟を決める。 「すまない…ゥッ」 「あなたは自分の身を守って…」 ![]() ![]() 一方、県衙を捜索していた陶思維は青雲(セイウン)が聶桑楡に預けた姿絵と婚書を手に入れた。 婚書には寧鈺軒と季曼の署名がある。 「季曼?…借りを返すべき時が来たようだ」 (´・ω・`)ベン…いやそれ違うドラマw ![]() 皓雪堂では皆が最終戦の結果を今か今かと待っていた。 すると苜蓿(ムーシュ)が駆けつけ、夫人が如月の企みを暴いて皓雪堂が首位になったと報告する。 水亦清(スイイーチン)と千怜雪(センレイセツ)は抱き合って喜んだが、そこに鬼白が現れた。 「夫人の周りで問題が起きた、如月の正体は暴かれたが、夫人も素性がばれたのだ 陛下は奥様をひとまず行宮に留めた…侯爺は何があっても夫人を守る、だから慌てず待とう」 陶思維は皇帝と寧鈺軒のもとに証拠を届けた。 「ご覧ください、姿絵の詩は聶桑楡の筆跡と違います…それから婚書がありました」 皇帝はひとまず陶思維を下げ、寧鈺軒の裏切りに激高した。 しかし皇帝には大罪を犯しても聶桑楡を処罰できない理由がある… 皇帝は海坊で寧鈺軒と再会、県令として果たした功績を称えた すると寧鈺軒は夫人に褒美が欲しいと嘆願する 『夫人は向こうみずな性格で…今後、間違いを犯すやもしれません』 皇帝は寧鈺軒が珍しく褒美をねだったことに驚き、こうして明るくなったのも夫人のおかげだと喜んだ 『よかろう、今後、陌玉(バクギョク)侯夫人が過ちを犯しても朕が安全を守る』 …皇帝は寧鈺軒が褒美をねだった理由を知った。 すると寧鈺軒は自分が罰を受ける代わりに約束通り妻を許して欲しいと嘆願する。 「夫として妻を守りたいのです、実は当時の事情が分かりました」 それから3日後、袁朗(エンロウ)は帰路に着いた檀王の馬車を止めた。 「檀王、当時のことを調べました」 実は袁定山(エンテイザン)を騙し、蔡聞正(サイブンセイ)と寧忠天(ネイチュウテン)の離間を図って殺したのは檀王だった。 当時、檀王は帰順に乗り気でなかった袁定山をそそのかし、蔡聞正として寧忠天に会うよう画策、火を放ったという。 檀王は知らぬ存ぜぬの一点張りだったが、袁朗は檀王が父に宛てた密書を持っていた。 「これで言い逃れでできないな」 「…あり得ぬ、この目で見た、密書は燃えた」 「つまり密書を送ったのか」 「かまをかけたな、密書は偽物だ」 確かに袁郎が持っていた密書のほとんどは偽物だったが、その中の1枚だけは袁定山が身につけていたため無事だった。 「父はあの日の唯一の生き残りだ」 すると檀王はついに茶幇の壊滅を画策したと認めた。 そこで秘密を知った袁朗を捕えろと命じたが、そこへ寧鈺軒が衛兵を率いて駆けつける… 寧鈺軒は袁朗を呼び出し、凌剣星が茶幇の件に詳しいのは檀王が関わっているからだと示唆した 袁朗は確かに茶幇の帰順を準備していた頃、檀王は病と称して参内していなかったと思い出す 茶幇の帰順は檀王にとって大きな脅威だったはず、さらに寧忠天は政敵だった 『一夜のうちに父と茶幇が消され、檀王が利を得た』 『だが証拠がない」 『その頃、檀王は都にいた、やり取りは文だったはずだ』 しかしもう何年も前の話、密書が残っているとは思えなかった 寧鈺軒は皇帝に当時の事情を説明した 『茶幇の掌握に失敗したのは檀王の邪魔が入ったからでした、ご明察ください …予想通り檀王は凌剣星の命を狙いました、鬼白に守らせています 檀王一派を一網打尽にできます』 すると皇帝は令牌を渡し、全権を寧鈺軒に託した …檀王は寧鈺軒と袁朗が手を組んでいたと知った。 すると寧鈺軒は檀王を反逆の罪で捕らえるよう命じ、皇帝の金牌をかざす。 「陛下の命だ、抵抗すれば切り捨てる!」 「チッ!御前で決着をつける!」 檀王は大人しく引き返し、県衙の牢に入った。 ![]() 皇帝が自ら審問するため県衙の牢に現れた。 檀王は寧鈺軒が逆賊と結託して自分を陥れたと訴えたが、寧鈺軒は檀王が遠定山に送った密書を示す。 …蔡聞正は朝廷に重用されない、貴殿は不服であろう、私に協力すれば茶幇の未来は輝かしく、豊かに暮らせる… 皇帝は確かに檀王の筆跡だと確認したが、檀王は偽造だと否定した。 「寧鈺軒、他に証拠の品はあるか?」 「はい陛下、証人がおります」 すると傷だらけになった凌剣星が現れた。 護送中の凌剣星に刺客を放った檀王は目を疑ったが…。 つづく (  ̄꒳ ̄)いやあ~時系列がちんぷんかんぷんですよw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.18 22:43:27
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