うまく進みだすと寄ってくる
テレビを見ていると「ボクらの時代」という番組に熊本出身の3名が対談をされていました。その中で、コロッケさんのお母さんの「あおいくま」という言葉が心に突き刺さりました。あ あせるなお おこるない いばるなく くさるなま まけるな特に「負けるな」は、人に負けるなではなく「自分の大きな夢に負けるな」という意味だそうです。実は昨年は色々とうまくいかなくて、正直くさった時期があったのです。変化の大きな時代です。この「あおいくま」を、私の活動指針にしようと思いました。 ☆改善を楽しんでいます◇第6話 うまく進みだすと寄ってくる小ロット生産に適したセル生産ラインの設備設計を専門部隊に依頼しました。さすがは設計集団で、良いハードを作ってくれました。でも、今まで経験した設備と全く違っていました。各々のユニットは動くのですが、この設備だけでは、全く生産が出来ないのです。作業者と設備がうまく連動する必要があったのです。時間設計は出来ていましたが、作業者にとっては全くはじめての経験でした。私も、それほどの経験はないのですが、映画監督のように作業の手順を説明しながら、生産の確認を行いました。さすがは、ベテランの製造担当者です。3日もするとコツをつかんで何とか生産できるようになってきました。製品一つを生産する時間をサイクルタイムといいます。目標のサイクルタイムを設定しますが、その段階では目標の2倍以上もかかっていました。作業者の熟練で少しずつ速くなりますが、根本的な問題を解決しないと目標達成はできません。ここで役にたったのが、ストップウォッチです。目標時間を達成していない動作には、何か問題点があるのです。それを、一つずつ解決していくのです。残念ながら、時間設計にも問題点が見つかりました。これに対しては、同時に作業ができるようにする、手や歩く距離を短くする、などの改善案を考えて実施しました。悪戦苦闘しながら、1ヶ月程度で目標達成できました。すると、面白い現象が発生しました。今まで、寄り付かなかった人たちがセル生産ラインの周辺に集まるようになってきたのです。誰でも、未知のものには近寄らないものです。ひそかに成功を感じた瞬間でした。このセル生産ラインは、その後もどんどんサイクルタイムが短縮できました。◇写真は、岩手県と秋田県に標高にある標高1,614 mの八幡平の山頂近くのニッコウキスゲです。八幡平は十和田八幡平国立公園に指定されており、日本百名山でもあります。山頂近くまでバスで行け、アッという間に山頂に立つことができる、楽に登れる百名山の一つです。木道が歩きやすく、標高の割に多くの種類の高山植物の群生を見ることができる、魅力的な山だと感じました。