読書「ぼくには数字が風景に見える」
ぼくには数字が風景に見える/D. タメット(著) 古屋 美登里(翻訳) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062139545?ie=UTF8&tag=slyandthefamilystone-22wikipediaより引用サヴァン症候群(-しょうこうぐん、savant(仏語で「賢人」の意) syndrome)とは、知的障害を伴う自閉症のうち、ごく特定の分野に限って、常人には及びもつかない能力を発揮する者を指す。サヴァン症候群の共通点として、知的障害と共に異常といえるほどの驚異的な記憶力・表現力を持つことが挙げられる。彼らには「忘れる能力」が無いとされ、かなり昔から知られてはいたがその原因は未だ論議されており、正確には掴めていない。現在では脳の器質因にその原因を求める論が有力だが、自閉症者が持つ特異な認知をその原因に求める説もまた有力である。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4共感覚(きょうかんかく、synesthesia, synasthesia) とは、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には7という文字に青い色を感じたり、音階のミの音に緑色を感じたり、ハンバーグの形が苦い味に感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%84%9F%E8%A6%9A著者はサヴァン症候群で、円周率を22500桁暗唱でき、10ヶ国語を話すことができるそうです。そして共感覚者でもあります。サヴァン症候群には知的障害も伴うものと思っていたので、サヴァン症候群の人自身が書いた本が出たということに驚きました。以前に「妻を帽子とまちがえた男」という本を読んで以来、サヴァン症候群に興味を持ち、常人には想像すらできない驚異的な能力を発揮するこの人たちの頭の中は一体どうなっているんだろうかと思っていました。この本でその一端に触れることができ、非常に興味深かったです。