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ど田舎に棲む

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マイコ3703@ コメント失礼します(* >ω<) 私もブログを書いているんですが内容が偏…
Snugglebutt@ harmonica.さん ごめん、コメント見逃してました。 ここ…
harmonica.@ Re:決めました!(02/04) きっぱり、勇ましい・・・。(⌒‐⌒) でも…
Snugglebutt@ milkyway.さん 飽きっぽいこのワタシが珍しく続けている…
milkyway.@ Re:決めました!(02/04) 長く続けてきたんですね。 これからも…
2004年04月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日久々にヨガに行って、その後ゆっくりとご飯を食べたりお茶を飲みながらおしゃべりしていたら、帰って来たのが深夜。
プリンセスがPCしているダンナの足元で、まだ服を着たまま転がっておりました。
パジャマを着せて、ベッドに寝かしてくれてもいいのにな、と思ったけど、これだけ遅くなっても文句を言わなかったので、黙っておこう・・・


昼間のこと。

学校から帰って来たダンナが
『Wさん一家に悲しい知らせが入った』
と一言。
ワタシはとっさに
『Kちゃんのお兄さんが亡くなった???』
と聞いたらその通りだった。

あまりいい死に方ではないな、多分麻薬の中毒死か自殺か・・・と思っていたら、やはりおととい首吊り自殺をして、昨日警察に発見されたそうだ。

きっとKちゃんもお母さんもショックだろう。
でも今まで20年近くも躁鬱で精神状態は不安定だったらしいし、麻薬のリハブを出入りしたり、家からお金を盗んだり親の車を勝手に売ったりして(それも$20000近くの車をクスリのためにたったの$80で!)さんざん迷惑を受けてきたから、ひょっとして少しはほっとしているかなぁと思ったりもした。


そして蘇ってきたワタシの嫌な思い出。
もう11年も前のことになるのか、当時オレゴンに住んでいたワタシの元に、母から電話がかかってきた。
日本時間でもうとっくに夜中を過ぎていた。

お酒でも飲んでいたのか呂律が回っていなかった。
泣きながら自分の人生はろくなことがなかったと繰り返す。
『私はもう死にたい、あんたは幸せになりなさいよ』
みたいなことを言って、電話は切れた。

ここではあまり詳しくは書かないが、母の人生、と言うより結婚生活は娘のワタシから見ても幸せからは程遠かった。
仕事を点々とする父、そしてDV。
ワタシが小学校3年生の時に一度離婚したが、2年後また復縁している。

年を取るにつれてDVは減って行ったが、宇宙人並みに思考がぶっ飛んでいるうちの父と分かり合えることはなく、この先もこんななら、と母が思ったのも無理はない。

電話が切れた後かけなおしてみたが、もうつながらなかった。
夜中だったが結婚して実家から来るまで1時間くらいの所に住んでいる妹に電話をした。

『おかんが死ぬとか言ってる、早く見に行って!』

妹はダンナさんとかけつけて家に入ろうとしたが、あわてて出てきたので鍵を忘れてきていた。
警察を呼んで庭から2重窓を割って居間に入ったときには、母の意識はなかったらしい。

救急車で病院に運ばれる。
眠れないのでお医者さんにもらった睡眠薬を大量に飲んでいたが、胃洗浄を行って命は取りとめた。

ワタシはダンナの職場で緊急時のための積み立て基金から$1300を借りて、飛行機のチケットを買い、日本に飛んだ。

病院は完全看護だからワタシが何を出来るというわけではないのだが、妹がショックを受けているだろうと思って・・・

帰ってみて腹が立ったのは、父の態度だった。
妹が鳴らすドアの呼び鈴も、ガラスが割れる音にも気付かず、2階の寝室でイビキをかいて寝ていたと言う。
そして自分の妻が自分のせいで自殺をしようとしたというのに、けろっとした顔をしていた。
そして『自分の家の恥をさらしたくない』と、自分の会社には内緒にしていた。
自分の兄弟には、『恥ずかしいことをしてくれて』と愚痴を言っていたほどだ。

この態度にワタシは頭に来て、父をなじった。
すると全く動じない様子で薄笑みを浮かべながら、ワタシをバカにする口調で父は言った。
『お前の言っていることは意味がわかりませ~ん♪』

この男の娘に生まれて、これほど情けないと思ったことはない。


意識が戻った後の母は、全くと言っていいほど普通だった。
最初は個室だったが、大部屋に移ってからはまるで盲腸かなにかで入院しているかのように、隣の人と世間話をしたり女性週刊誌を読んだり。

自殺未遂後の照れ隠し???

オレゴンから借金してまで飛んできたのに、心配かけて悪かったね、とかわざわざ来てくれてありがとう、とか言う言葉は一言もなかった。
どちらかと言えば、『アンタ、何しに来たの?』的な態度。

母にも怒りを覚えた。
自殺宣言をされたこととか、狂言自殺ではなかったのか?とか、大体あんな男と結婚した自分が悪いんだ、とか。

結局10日ほど滞在した後、ワタシはアメリカに戻った。
母が助かった、よかった、と言う安堵の思いより、何か不愉快な、納得の行かない思いが強く残っていた。


去年の正月、最後に会ったときに言われた。
『私らが病気になったりしても、あんたには知らせない。』

近くに住んでいると言うだけで、全てを背負い込んでしまわなければならない妹には本当に申し訳ないが、ワタシも関わるつもりはない。

そして彼らが死んでも、ワタシの目からは涙は流れることはないだろう。
ワタシと彼らの関係はもう終わっている。
そしてこれ以上悪化することはないと、ほっとするだろう。

このどうしようもない関係を修復しようとするより、ワタシは今の家族に全てを注ぎ込みたい。
親子の関係は親から始まるとワタシは思う。
いくら子供がなんとかしようとしても、親が受け入れられなければ関係は成り立たない。
ワタシら夫婦ととコドモ達の関係がこの先うまく行けば、ワタシはそれでいい。





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Last updated  2004年04月09日 15時15分37秒
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