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昨日の日記をアップした後、ダンナから電話がかかってきた。
無事目的地(アリゾナ)について、友人とその婚約者と食事をして来た所だった。 その夜は友達と同じホテルの部屋に泊まって、この後も飲んで騒ぐらしい。 そういえばバチェラーパーチーの夜だもんね。 (バチェラーパーチー:独身最後の夜を、新郎の男友達と集まって、飲んだり踊ったりストリッパーを呼んだり、バカ騒ぎをすること。女の場合はバチェロレット・パーチーという。) ダンナの友達のエド、いいヤツだが酒癖が悪いので、それだけ心配。 顔色も変えずにビールなら軽く1ダース以上行ってしまう人なので・・・ そしてテキーラショットも行っちゃってるはず。 ダンナ酒はもっぱら弱くなり、最近は飲んでも2本。 5本飲むとトイレとお友達。 英語ではPraying to the Porcelain God・・・陶器の神に祈る 最近はフローズンマルガリータに凝ってしまっている、ヘンな中年オヤジになりつつある。 うちのダンナ、16歳で高校を中退し、ヘンな仲間とつるんで遊びまわっていた。 クリスマスの飾りなんかを盗んでは売り、マリファナ購入の足しにしたり、よその車からガソリンを盗んでは、父親に買ってもらった車を乗り回したり。 ろくなことをしてなかった。 そしてある夜盗みの途中、とうとう警察に捕まる。 家庭裁判所で、そのまま少年院に行くか、それとも軍隊に入るかの選択を余儀なくされる。 コドモの頃から陸軍に入るのが夢だったダンナ、迷うことなく入隊を決める。 入ったのは歩兵部隊。 戦争になれば思いっきり前線に行かされる部隊である。 訓練のため家を出る息子を送り出したダンナの母、もしかしたらこれが永遠の別れとなるかも知れないと、クイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』を聴きながら、思いっきり泣いたと言う。 初期の訓練、歩兵部隊の特別訓練を経て、最初の勤務地ドイツに着いたダンナ。 17歳、部隊で最年少だった。 そこで知り合ったのが、エド、リチャード、ギャリー、トム、フィル。 2、3歳は年上の彼らが、『ピーチファズ・(ダンナの苗字)』とからかいながらも(当時は桃の産毛のような剃る必要もない髭しか生えていなかったので)、ダンナを仲間に入れ可愛がったらしい。 少年院寸前だったダンナが、人間としての責任を学び、まっとうな大人になったのは陸軍でのこと。 そしてそこにいたこの5人の友達は、ダンナにとってもっとも大事なヤツらである。 だから2ヶ月ほど前エドが、今度結婚することになったと知らせてきた時、ダンナは何があっても行かなきゃと張り切った。 エドは実は大ボケ兄のゴッドファーザーでもある。 家族で行きたいと思っていたらしいが、それはワタシが遠慮した。 そんなに友達と水入らずで語れる機会はそうそうない。 そして昨日食事をしている時に、エドに結婚式でベストマン(花婿付き添いの役)になってくれと頼まれたらしい。 大体この役は花婿に一番近しい人がなるので、コドモの頃からの友達がやるのだろうと思っていたダンナ、びっくりした。 そしてすごく喜んだ。光栄だった。 今頃は結婚式の後の披露パーティーで盛り上がっていることだろう。 ベストマンのスピーチはうまく行っただろうか? 帰りの車の中で、一部始終を聞くのが楽しみだ。 エド、素敵な人と知り合えてよかったね、お幸せに! (ってかもうアンタいい加減40だし・・・) (しかしまだリチャードとギャリーが独身で残っている・・・花嫁募集中!) P.S. ダンナがいたドイツの部隊、イラク進行の際陸軍で真っ先に戦地に送られた。 あの中にダンナがいたかもしれない、と思うと人事とは思えない・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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