カテゴリ:リスクマネジメント
市川龍仙作 香炉 毎日のように企業を巻き込む事故や事件が発生しているが、トップの多くは「まさか自社ではこんなことは起こらないだろう。」と考えている傾向がある。長い間リスクマネジメントに携わってきた経験からそう感じる。
その中でも、賢明なトップは、もしかしてと最悪の事態を心の中で描き、いろいろな角度から細心の準備や対策を実行し、実際に信じられないような事故や事件が発生しても最小限の被害にとどまっている。
最近うれしいことに、中年の経営者にリスク感性のすぐれた人が多くなった。先を見据えてリスク対策を真剣に検討する経営者は、有事の際には率先して表に立ち問題解決に当たる上、事前対策がしっかりしているため最小限の被害に踏みとどまることができる。あらぬ風評ですら昔から「人のうわさも75日」との例えどおり、忘れられていく。最近では75日も続く話題は少ない。次から次に新しく起こる事故や事件の波間に消えていく。
「備えあれば憂いなし」、リスク感性のあるトップの基本である。
<追 記> 3月21日から、阪神百貨店9階の美術画廊で、家外さんの師匠の市川龍仙先生展が開かれる。再現色鍋島の世界が広がる。日本の最高峰といわれる色絵磁器「鍋島」で、特に最近の円熟した作品群にはしばし目を奪われる。色鍋島の極致と独創の美、ご興味のある方はぜひお出かけを。お出かけついでに、大阪市役所の裏の東洋陶磁美術館でも3月25日まで、「将軍家への献上-鍋島」特別展が開催されている。http://www.hachigamenet.ne.jp/~masaaki/imari/touki/itikawaryu-.htm http://www.j-arts.co.jp/2006/09/post_25.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.16 10:43:20
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