カテゴリ:失敗楽
政府は、司法試験合格者数を2010年ごろまでに3000人程度とするという政府目標を「前倒しして達成」するとの文言を削ったほか、目標達成後の司法試験合格者数についても「更なる増大を検討する」との目標を削除した。
今回改定し、「現在の目標を確実に達成することを検討するとともに、その後のあるべき法曹人口について、法曹としての質の確保にも配意しつつ、社会的ニーズへの着実な対応を十分に勘案して検討を行う」とした。当初の改革推進計画からは相当トーンが下がっている。 法科大学院修了者の07年の司法試験合格者数は1851人だった。大学院によっては合格率10%未満もあり、質のばらつきもあり、法曹レベルの低下が懸念されることから、前倒し計画は頓挫した。先進国に比べて法曹人口が少ないとの指摘もあるが、粗製濫造はいただけない。雨後のたけのこの如くできた法科大学院の整理と教育の質の向上が図られることが望まれる。 専門家がそんなに急に育つはずがない。あせらずじっくり幅広い見識を持った専門家を育てて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.26 08:57:51
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