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「世紀末農民的中国紀行」はまだまだ続くのですが、
寧波の観光が終わったところでミカンでも食べながらちょっと小休止を。温州ミカンにはビタミンCがたっぷり含まれていて美白効果もあるんです。 ユーママさんから、農薬問題に関心をもたれているとの書き込みをいただきましたので、今回はそれをテーマにとりあげることにします。 まず、ミカン農家はどんな農薬を使っているのでしょうか?私の地区での実例を挙げてみましょう。 1回目:5月14日 トルキャップ 1000倍 灰色カビ DDVP 1000倍 訪花昆虫 ハイテン 10000倍 展着剤 2回目:5月20日 スミチオン 1000倍 訪花昆虫 ジマンダイセン 800倍 黒点病 スイッチ 2000倍 灰色カビ ハイテン 10000倍 展着剤 3回目:6月9日 ジマンダイセン 600倍 黒点病 4回目:7月10日 マンネブダイセン 600倍 黒点病 スプラサイド 1500倍 カイガラムシ ケルセン 1000倍 ダニ ハイテン 10000倍 展着剤 5回目:8月16日 スプラサイド 1500倍 カイガラムシ Mダイファー 600倍 黒点病 ハイテン 10000倍 展着剤 6回目:9月19日 ダイファー 600倍 黒点病 スイカル 500倍 カルシウム剤(葉面散布用) 7回目:9月下旬~10月上旬(個人防除) バロック 3000倍 ダニ ハイテン 10000倍 展着剤 8回目:11月5日 石灰硫黄合剤 100倍 着色剤 トップジンM 2000倍 防腐剤 スイカル 500倍 カルシウム剤(葉面散布用) ハイテン 10000倍 展着剤 これは、私が担当しているスプリンクラー共同防除グループの約7ヘクタールのミカン園に実際に今年散布した農薬の全てです。私の地区にはこのようなグループが18あり、それぞれに品種や地形や標高などを考えながら、病気や害虫の発生状況に応じて防除の農薬や日程を決めています。でも、他のグループもほぼ同じような農薬を使っていて回数も同じです。このスプリンクラー防除施設に加入していない園は個人で防除をするのですが、暑い時期の農薬散布は農家にとっても辛い作業です。それで、普通はこの回数よりも少なくなっています。 さて、専門家でもないアナタがこんな表を見ても、一体どう判断したらいいのか迷うのが当然です。もし興味がある方は、この農薬名をインターネットの検索で調べることが出来ます。そうすれば、農薬の成分や、残留毒性についての知識が得られます。(それでも、わからない場合はtetywestの掲示板に書き込んでいただければ、わかる範囲でお答えいたします) 字数が1800字を超えたようで、全部掲載できませんでした。つづきは明日の日記に・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年12月03日 12時37分07秒
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