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夜のはなし 清水 太郎
その一 上海の夜 一日目、上海の夜。宿泊した華亭賓館(シェラトンホテル)は上海市の中心より少し離れているのでタクシーで出かけた。繁華街を歩いてみたが日本よりネオンの数、飲食店の数が大変少ないのに気づく。少し歩くと、道路沿いの漢字で書かれた看板から酒でも飲めそうな店が見つかり入ってみる。エレベーターで三階に上がりドアが開いてビックリ。日本でいうホステスが十人くらい店の入口までズラリと並んでいるではないか。店長らしき人(ヤクザ風)と飲食料金の話がしたかったが、店内のママらしき女性との交渉になった。単位が理解できないで困った。「○○元」と書くとOKとうなづく。しかしガイドの茅さんからバスの中で聞かされていたビール二本で三十万円請求された暴力バーの話が頭をかすめ、やむなく店を出た。楽しみがなくなり、残念。 その二 寧波の夜 二日目の寧波の夜。ガイドの沈さんの案内により「大富豪」というカラオケバーに八人くらいで行った。料金はホステスが三人付いて飲食込みで約五千円。日本並か! 日本で生まれたカラオケが中国にもある。日本のポップス・演歌を我々が歌い終わり、次に中国人ホステスが中国語で歌い出した。字幕スーパーには北京語、広東語の二種類の中国語が映し出されている。 張暁瑞という可愛いホステスが電話番号を教えてくれた。翌日、寧波を去る時、空港から彼女にTELしてサヨナラを言った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2001年12月07日 13時04分43秒
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