|
テーマ:中国旅行(113)
カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、tetywestたちは麗江にいる。
結論から言ってしまえば、今回の旅行のメイン・ディッシュは「麗江」だったのだ。tetywest夫婦はもちろん、後の3人も麗江は初めてだった。そして翌日の午後麗江を去るときには、全員がすっかりその魅力に取り付かれてしまっていた。 鎮東路の坂を上ったところの駐車場にサンタナを停めて、「超中国文化衝撃的厠」でトイレを済ませてから「麗江古城」の散策に出発する。tetywest夫婦は「麗江古城」が1997年に「世界文化遺産」に指定されていたことなど、その時は全く知らない。ただ3人が歩いていく後をきょろきょろと付いて行くだけだった。 幅2m足らずの細い路地を下っていく。両側は丸伏せ瓦、白壁、土塀、石垣の古い建物が隙間なく連なっている。路地は石畳が敷き詰められていて、急に直角に曲がっている。曲がるたびに路地は少し表情を変えながら、それでもどこまでも続いている。建物と建物の間に1m足らずの水路がある。どの家も相当古いのだが、今もそこで生活している気配が感じられる。 「麗江古城」の路地 突然、ソロバンを手に持った小学生の一団が路地を上ってくるのに出会った。ちょうど12時を少し過ぎた時間だったので、昼食に帰宅しているのだ。 「あのソロバン、上の玉が2個と下の玉が5個あるんだよ」 と、そっと家内に教える。 ソロバンを持って帰宅する小学生 次から次へと小学生の帰宅グループに出う。少し広い路地に出ると3輪自転車が走っている。振り分け荷物を背中に載せた馬が繋がれている。古い街並みのなかでそんな光景に出会うと、まるで別の時代へタイムスリップしたような錯覚を覚える。 曲がるたびに表情を変える路地 今度は幅の広い水路に架かった橋を渡る。橋の袂では画板を持った学生が絵を描いている。その後ろでは暇そうなギャラリーがそれを覗き込んでいる。 tetywestは以前、蘇州でも水路のある風景を見たことがあるのだが、どことなく雰囲気が似通っている。しかし、蘇州の水路の水は殆ど動いていなかったのに比べて、麗江の水路は勢いよく流れている。しかも、きらきら光る波間を通して川底の石が見えるほど透明できれいな水なのだ。夏場に雨の少ない香川県に住んでいるtetywestにとっては、こんなにきれいな水が豊富にあるのは羨ましくて仕方がない。きれいと言えば、中国の町に付き物の路上のゴミが見当たらないのも驚きだった。そう思って注意していると、自宅の前を掃除している人をそこかしこで見かける。麗江は名前のとおりの「綺麗な街」というイメージを創るために住民みんなが努力しているのだ。 水路のある風景 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|