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テーマ:アメリカ旅行記/生活記(903)
カテゴリ:旅行
1月22日(水)1976年
夜、コインランドリーで洗濯をするので1週間分の洗濯が約45分でできる。 ところで、今日tetywestは洗濯の当番だった。全自動洗濯機がOFFになったので、ドラム缶が回っているようなドライヤーの中へ洗濯物を全部放り込んで乾くのを待っていたのだ。 待っている間はヒマなので辺りを見回してみると、夫婦とガキ(1歳半)、メキシカンの姉妹とその子供(2歳半)、独身男性2人(tetywestを除いて)、結婚している20歳前後の女性1人、そして8歳程度の男のガキがひとり・・・・まあ、これだけ居たのだ。 退屈しているのは誰も同じだったのだろう、1歳半と思しきガキがtetywestの座っている椅子のところへトコトコとやって来て、舌の回らぬ English で、 「めーあーしっだー?」 と言うので、 「Yes 」 と答えたら急になれなれしくなって、いろいろとtetywestに話しかけてくる。 まともな English さえよくわからんのに、ガキの話す English がわかる訳もないので、適当に、 「フンフン」 とか 「イヤー」 とか 「ハハーン」 とか受け答えしてやると、相手にしてくれるものだからますます図にのって、 「だでー、まむ、なんとかかんとか」 と言ってくる。そのうちに椅子の上に這い上がってそこに立ったので、 「Drop ! Go down. 」 と言うと、 「のー、あーきゃー」 と言って、椅子から飛んだ。 ビックリしたがほめてやったら、もう一度やると言う。そんな全くたわいのないことをやっていた。 tetywestはさっきから気になっていたのだが、8歳くらいのガキが洗濯機の底をしきりに覗きながらグルグルと駆け回っている。目が合ったので笑ってやったら、こいつもトコトコとやって来て、ちっとはまともな英語で、 「 I mised my penny なんとかかんとか 」 と言う。 「 Can you find it ? 」 と訊くと、 「 No, but I found this. 」 と言ってビー玉を見せる。そして又グルグルと覗いて回っている。 一周して帰ってきて、隣へ座って首を振って、 「 No 」 と言い、それから、 「 But I found it 」 とミニチュア・カーを差し出す。こりゃ1セントよりずっと立派なものを見つけたではないかと思い、笑っていると、 「Key, too 」 とおっしゃって、ポケットからキーを出して、今度はそのキーがこのコインランドリーのどこかの自動販売機のキーではなかろうかと1つずつトライし始めた。 ところが実に、これがウォッシュ・マシーンのコインボックスのキーだったので、そのガキは25¢と10¢玉をジャラジャラと手に持ってにっこりと微笑んだ。――――― と言うのはウソ ――――― そこに又、1歳半のガキが現れて、8歳のガキがtetywestの隣に座っているのが不服らしく、 「ドケ!!」 と言うような素振りをする。また、8歳のガキも別にそれが当然というような顔で1つ椅子をずらしてやると、満足してそれによじ登り、また、 「ふぁ ふぁ にゃ~~~ やらなんとか 」 と、わけのわからんことを口走る。適当に返事をしていると、又、 「だでー まむ 」 と、向こうを指差して、椅子から飛び降りて走って行った。tetywestと8歳のガキは互いに顔を合わせてニッコリ・・・・ そんなことをしているうちに、ドライヤーの中に放り込んだ洗濯物が乾いたので、フードバスケットの袋に詰め込んでM森君を待つ。彼はフードバスケットへ食料の買い出しに出かけているのだ。A山君は本日メキシコへと遠征中。 そんなわけで、楽しいピンポンパンの時間は終わったのだった。 EIMB (エスコンディッド・イン・ザ・マウンテン・ブロードキャスト) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月22日 15時54分46秒
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