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テーマ:アメリカ旅行記/生活記(903)
カテゴリ:旅行
2月20日(金)~3月9日(火)1976年
午後、Bossにオーシャンサイドまで送ってもらう。M森君やA山君より一足早い出発なのだ。 農友会からは3月9日夕方にサンフランシスコの SHAW HOTEL へチェックインすることという通知が来ていて、それまで勝手にどこへ旅行してもかまわない。ただし、2人以上のグループで行動することという条件がついている。 まずはロサンゼルスだ。 ロスのグレイハウンドのバスデッポへ着くと、1ヶ月175$で乗り放題のアメリパスを購入する。2$45¢の夕食を食べ、7$の本を買う。 さあサイモン&ガーファンクルの「America」じゃないけど、今からグレイハウンドでアメリカ一周の旅に出るのだ。 午後7時30分。door No.6から Chicago 行きのグレイハウンドバス1635に乗り込む。明日の午後3時にソルトレイク・シティ。そして3日後の朝5時にシカゴへ着く予定。気の遠くなるような旅だけど、何とかなるだろう。 そしてtetywestはバスの上の人。まずはラスベガスまで・・・何度も通っておなじみの道なので睡眠不足を補うために少し寝ておこうかな。 日付が変わって21日(土)。 夜中2:45にラスベガスに到着。コーヒーブレイクをとって、またバスに乗る、3:20。朝7時過ぎにユタ州の St. George へ。1時間の朝食stop。バス・ステーションにはちゃんとカフェテリアがあって、食事が摂れるようになっている。ベーコンエッグとコーヒーで1$21¢。 再びバスに乗る。運転手が人数を確認して出発。何だか駅馬車で旅をしている雰囲気だ。 午後3時過ぎにソルトレイク・シティに到着。粉雪が降っていた。遅めのランチを1$62¢で食べて、街を散策してモルモン教の教会まで行ってみる。 グレイハウンド・バスはここで車両チェンジ、7595になる。運転手も交代して4:30に出発。 本日の出費6$4¢。 また日付が変わって22日(日)。 Rock springsから、 ララミー(Laramie)、シャイアン( Sheyenne)・・・西部劇でお馴染みの名前の街でコーヒーブレイクをとりながら、バスは走って行く。夜が明けると North Platte ネブラスカ州に入っている。このあたりは時差が太平洋時間(PT)より1時間早い山岳時間(MT)になっている。アメリカはあと中央時間(CT)と東部時間(ET)があり1つの国で4つも標準時があるのだ。 昼にグランド・アイランドへ着いて、1$25¢のランチ。あ~貧しい。オマハへは4:15に到着。ここで又バスをチェンジする。さすがにロスからずっと乗っているのはtetywestだけ。アメリカじゃ普通の人は飛行機に乗り、裕福な人は列車に乗り、貧しい人はバスに乗るって言うけど、確かに乗ってる人たちはみんな貧しそう。その中でもtetywestが一番貧しいかもしれない。 オマハでボールペンを買った、61¢。とても奇麗な街で、静岡市と姉妹都市だけのことはある。ごみごみしてなくて、わりとでかい街でいい感じ。夕食はさらに質素に95¢。本日の出費は5$以内で抑えた。 また日付が変わって23日(月)。 中央時間(CT)朝5時にシカゴのバス・ステーションに到着。外は真っ暗だし街はまだどこも開いていないので待合室に座っていたら、何と日本人がいる。それも詰襟の学生服を着ているのだ。向こうもtetywestを見ている。目が合ったので微笑んだら、こっちへやって来た。 「日本人ですか?」 「そうだけど・・・」 「良かった。日本人かメキシカンか、どっちだろうと迷ってたんですよ」 「学生サンなの?」 「はい。卒業旅行で来ました」 「どこの学校?」 「○○教育大学です」 「じゃ、先生になるわけ?」 「いいえ、就職は自衛隊です」 「ほう・・・・」 「こっちは1年カリフォルニアに住んでオレンジを作ってたわけ。このネーブル食べる?」 「ありがとうございます。あの~、もしよかったら一緒に行動してもいいですか?」 「いいよ」 というような会話があって「旅は道連れ」になったのがY住君だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月20日 11時22分52秒
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