5000万件分の一件はウチ
昨日みたニュースで、枡添厚生大臣が5000万件の照合を3月までにするのは無理です。あれは選挙用に言うた見ただけです。と、くっちゃべってはりました。夫が癌と分かり、3ヶ月間の闘病生活のあと、51歳で亡くなった。そのあと、お葬式をして、初七日もし、市役所へいろんな手続きに行った。夫は高校卒業後、大阪の会社に勤め、その後二年ほど専門学校へいき、地元の会社に再就職した。その会社で知り合って結婚したから自営業の11年間と合算して、25年間は年金を絶対支払っているはずだから遺族年金はもらえると確信していた。なのに、年金はありません。10万円の弔慰金のみです。と、窓口で言われてしまった。顔から血の気が引いたし、どうやって帰宅したか覚えていない。自営業のときは、月々の支払いが12,800円から13,300円で、二人分を払うのはとってもしんどかった。一人分13,000円を1年でも156,000円それが11年だから1,716,000円!百七十万円!がたったの十万円だなんて、そんなことアリエン!そのあと社保庁へ行き、なんだかんだすったもんだしたところ、大阪の会社の分が夫の年金には加算されていなかった。夫も彼の親兄弟もこの世にはもういないので、会社名もわからず、本当に涙が出てきた。そうしたら、その行方不明の5000万件の中から、誕生日と名前でビンゴ!会社に勤務していた年月でヒットしたものがあり、加算してもらえた。名前は他に読み方がない漢字だったので、生年月日とで夫のものと判明した。この時、夫の父に心の中で「おじいちゃんおおきにぃ!」と合掌しました。月々、私自身の国民年金と健康保険を払うと、もうそれで終わる金額だけど、なかったら、全部私が用意して払わないといけないもの。なのに、もう照合できません。わかりません。って。これぢゃ、払わない人が増えても仕方ないです。で、このとき、夫が亡くなって、寂しいし悲しいけど、ぼんやりしていたらアカン!しっかりせな!と思いました。