正しい作り方
40メートル分のヒロロの縄綯いがようやく終わり、昨日からバッグの底編みに入りました。私が作っているヒロロのバッグは、織物でいうと、縦糸がヒロロの縄になり、横糸がモワダ(シナの木の皮)になります。横糸の種類をヒロロ、カラムシ、アカソなど他の繊維に変えたり、編み方を変えることで模様ができます。底編みに入ったものの、縦糸を1本抜かしたために、ほどいてやり直し。繊維のよじる方向と編む方向が間違って、なんだか時間はかかるし、手はつりそうになるし、結局ほどいてまたやり直し。そうほどいては、編み直して・・・で、一日かかってもまだ底になりませんでした。まあ、ベテランでも、ひとつのバッグ作るのに10日はかかるのだから、時間がかかるのはあたり前。それにしても、身にしみてわかることは、正しいやり方は、疲れにくくて、早く進みます。効率がいい。なんだかおかしいときは、間違っているみたい。そういや、縄綯いも生まれて初めて綯った時は、せっかく、長く綯っても、引っ張るとぷつんぷつん切れて、使い物になりませんでした。他の人が綯うのをじっくりみて、話を聞いてみると、丈夫で早く綯えたっけ。こんどの「冬のものづくり教室」では、側面の編みにいけるように、がんばります。