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テーマ:ボーイスカウト(955)
カテゴリ:ボーイスカウト
団キャンプでもらった宿題、三つ目なんですが、
ブログにも何度も書かせてもらっている、 発達障害児のスカウトのお母さんの言葉でした。 スカウトは1日目から、2泊3日参加してくれて、 お母さんは2日目から参加してくれたんだけど、 「うちの子は、リーダーから指示を受けても、 他の子より理解するのが困難だし、すごく精神的に疲れるんです。 だから3日目の様子を見ていても、すごく疲れていたし、 1泊2日の参加が精一杯だったと思います。」 と、おっしゃっていました。 毎日近くで見ているお母さんだから、 自分の子どもさんの事はよくわかると思います。 私の目から見ても、 3日目、疲れているのはどの子も同じで、 1日目より確かにダラけていました。 でも3日目のいかだを作っているときはダラダラ作っていても、 さぁ!川でいかだに乗るよ! になったら、全員がキャッキャと、楽しそうだったし。 「確かに疲れたと思うけど、3日間がんばれた事、うんと誉めてあげて。 本人もみんなとがんばれた事、 自分自身の、自信にも繋がるんじゃないかと思うよ」 と話をしたんだけど、 「そうかしら…」 と、納得出来ない様子…。 無理…させちゃんたんだろうか? 前にもお母さんが一緒でないハイキングの後、 お茶をあまり飲まなかったから、夜熱を出した。とか…。 この問題は、いつも答えが出ないです 発達障害児のスカウトの対応に、いろいろ勉強してきたけど、 やっぱりみんなと同じに行動するのは難しい事もわかる。 例えば、制服に着替えて、チーフが見当たらない。 スカウト達には、「テントの中の、自分の荷物を探してきなさい。」というと、 リュックとか心当たりあれこれ探して見つけてくるけど、 無い。と言う事にパニックになってしまって、 探せと言われても、どうしたらいいか、わからなくなってしまうのです。 話を聞いてあげて、落ち着かせて、 「まずリュックの中を見てみよう。」と声を掛ける。 「リュックに無かった。」といえば、 「リュックの周りを探してみよう。」…と、 見つかるまで一つずつ、繰り返していく。 それが、何か次の行動に移るたびに繰り返されていく。 ほとんどのリーダーは、 どうしてあげたらいいかわからないから、 ほっておくか、お母さんに対応をお願いする。言う感じ。 お母さんは叱る事も多くて…。 私がつたない知識で対応していて、 本人やお母さんを傷つけている事もあるんじゃいないか。って 思うときもあります。 みんなが満足するプログラムなんて出来る訳ないし、 別に、そこまで深刻に考える事は無いんじゃない? と言われるけど、 そうかなぁ…。私はどうしても、 みんながみんな満足できるプログラムは出来なくても、 どう対応したらいいか分からないなら勉強して、 理解してあげたいと思う、 おせっかいな性格なんだと思う。 他の発達障害のスカウト達も、 2泊3日のキャンプ、どうだったのかな。 すごく疲れたのかな。 でも、 中でも自閉症が強い一人のスカウトが、 クラフトで作ったブーメランがすごく気に入って、 気が付けば、一人でブーメラン飛ばして、 「これで32回、戻ってきたの取れたんだ。」 「45回も取れた!」 と報告してくれた姿は、 とっても一生懸命だったから、他のスカウトにも知らせて、 「○○君、すごいね~!」って、みんなで言ってあげて、 すごく嬉しそうだったな 普通の集会と違って、特に2泊3日のキャンプは 長い事時間を共有出来て、 しんどい事もあるけど、分かり合えていいですよね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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