梅酒には漬物と同じ定義が在る。
「梅酒」梅の香りなどの成分を、氷砂糖の浸透圧を使って、引き出してやるのだって。仕組みさえ解っていれば、今まで、もっと活用できたのになと思う。梅の実の糖度やらと、氷砂糖は絶妙にバランスを取りながら溶けるわけだ。溶けていない状態の(粉砂糖などより大粒な)「氷砂糖」 + 「ホワイトリカー」最初、「梅」は、浸透圧により、ホワイトリカーを取り入れる事により、膨らむ。その後ゆっくり氷砂糖が融けて、酒の中に徐々に溶け出し、次第に濃度が濃くなり、浸透圧により、梅の中のホワイトリカーに混ざったエキスが出てくる。それが出始めるのに、半年から1年。で、飲める時期になるわけだ。その後、どんどん美味しくなるわけだが、梅を入れっぱなしでも、出しても良い理由は、1:梅を入れておくとエキスは出るが濁る。2:梅を入れておかなければ透明感が出る。どちらを選ぶか各人の好みなのだな。(私は梅の実入り保存♪)子どもの頃食した梅酒の梅の実は、しわくちゃで酔わなかった気がする。気がするだけかもしれぬ。あまりシワシワにならないのは、ここ数年は甘くない方が好みと、出来る限り氷砂糖を控えて作っていたが、その所為かも知れない。今年の梅酒は、グラム数も計らず感だけで作ったので、それがかえって功を奏すれば良いのだけれど。どうして、ぬか漬けと結びつかなかったのだろう!と、思う。