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テーマ:最近観た映画。(38970)
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先週、16日に、「僕の後ろに道は出来る」という映画の上映会に行ってきました。
映画の公式HPは、こちら。 http://www.bokunomichi.net/ying_hua_punoushironi_daohadekiru_~qi_jiga_qi_jidenakunaru_rini_xiangkatte/homu.html 時間が空いていた所に、この映画の題名から、何か、前向きになれるような、そんな印象を持って、観てみたいなと思ったのです。 ドキュメンタリーと言う他は、ほとんど、どんな映画かは知らずに、参加させていただきました。 思わず涙がこぼれる場面が、幾つもあり、人と、人とのつながり、無条件の愛、祈りのこと、など、沢山のことを感じ、考えさせられる映画でした。 この上映会では、映画の上映だけではなく、監督のお話会も付いていたので、映画に撮りきれていない部分のお話も、たくさん聞くことが出来て、それにも、心が動かされました。 映画は、脳出血で、意識が無いとされた宮本プーさんが、友人の山元加津子さんの介抱で、徐々にコミニケーションを取り戻し、復帰していくプロセスを追っています。 意識があるのに、体が動かず、そのことを周りに伝えられない。 思いを伝えることが出来ない。 私自身、思うように、自分を伝えられず、孤独感や、疎外感に落ち込んでしまうこともあります。 そして、そのような人は、多いのではないでしょうか。 健康な人であっても、何か、壁のようなものを自ら作ってしまうのか、 感じてしまうのか、 殻に閉じ込められたような感じであったり、殻に閉じこもってしまう感じであったり。 コミニケーション。 ある人は、人の話を聞かず、自分の話ばかり。 そして、何のために、何を話しているのか、自分の話の意図さえ自覚のないまま話をする。 ある人は、yes.noで、応えられる質問に、長々と、状況を説明する。状況から、答えを推察するようにということなのか。。。。 キャッチボールにならずに、すれ違う話。 日常によくあるコミニケーションだと、気にしないようにしていても、 なにか、疲れのようなものが、積っていってしまうのです。 ですが、私たちは、伝えようと思えば、伝えていけ、体が、動いてくれます。 体が動かず、どうしようもない、 意識があるのに、誰も気づいてくれない、 その絶望感は、どれほどのものなのでしょう。 宮ぷーは、意識が無いと医者に言われてしまうのですが、山元さんは、根気よく話しかけ、意識がある、思いがあることを、信じ続けます。 本当に、頭が下がります。 その人生に対する信頼感、揺らぎの無さ。 たくさん、勇気をもらうことが出来ました。 宮プーさんだけでなく、意識障害と言われた方が、回復のプロセスを歩んだ他の例も、映画に出てきますし、 すごく有効なメソッドを持った 紙屋先生のことも、出てきます。 それでも、まだ、「意識は無い」と言われ、寝かせきりになっている、「植物状態」と言われている人々が、たくさんいらっしゃいます。 (この「植物状態」という言葉自体が、そもそも、私は、抵抗を持ちます。植物にだって、意識はあるのですから!!) 映画の中で、山元さんは、 「その方たちが、寝かせっきりになってしまっているのは、回復プログラムを知らないからだ。 知っている人には、伝えていく責任がある。」 といったことを話されていました。 私も、微力ながら、「伝えていく」 ということをしたいと思いました。 回復の方法などを掲載している「白雪姫プロジェクト」は、こちらのHPです。 http://shirayukihime-project.net/ この情報が、必要な人に届きますように。 そして、何か、こころに響いたものがあった方は、 一度、機会があれば、この映画を見ていただきたいなぁと思います。 寝かせきりになってしまっている病気の方のことだけでなく、 真に聞くこと、話すことについて、考えてみてほしい。 宇宙も、星も、地球も、自然も、水も、土も、 木々も、花も、岩も、動物も、鳥も、イルカも、クジラも、 私たちを取り巻くすべては、コミニケーションし、繋がっているのに、 人間だけが、まるで、意識障害のように、自分のことばかり。 (って、それは、私のことかな。^^;) 伝える、伝わる。 ハートが、開いて、繋がりますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.23 19:50:16
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