テーマ:徒然日記(22957)
カテゴリ:生きる
最近、ゆっくりTVを観る時間がなく、 昨夜は、”今日こそは・・”と、NHKBShi.放送の「100年インタビュー」を観ました。 + ゲストは指揮者の小沢征爾さん。 [100年インタビュー] 現在、ウイーン国立歌劇場の音楽監督を務めている。 指揮者 小澤征爾 現在73歳 語る言葉のひとつひとつにキラキラ輝くダイヤモンドのように 一言一句、耳のおさめ、こころにとどめたいと思いながら観ました。 西洋の音楽を「日本人がどこまで理解出来るかの実験をしている・・」と、 音楽に向かう自らのテーマを話されていた。 東洋人のひとりの男性が、西洋音楽の第一人者になることの重みは、 言葉の随所から伝わってきました。 印象的な言葉は、 「文化的背景などの違いはあるが、たとえば悲しみの気持ちのように 深いところでは日本人でも理解できると思う。 悲しみといっても悲しみの深さ、感じ方が人それぞれ違う。 この悲しみを楽曲のなかでオーケストラのメンバーが同方向に向かうよう 舵取りしていくのが指揮者の役目・・ 実験の成果は私が死んだ後に誰かが判定することだ」と。 このようなことを語っていました。 番組最後に「100年後へのメッセージ」は、 100年前にも愚かな戦争はあった。 その100年後のいまも戦争が続いている。 互いの違いを認め、世界はどんどん小さく感じられるようになってきた今、 世界をひとつにして、二度と戦争を起こさないようにと願う。 ・・と。 + 先日、女優の岸恵子さんがゲストでした。 現在76歳の岸恵子さんは、年齢を感じさせないほどの美しい女性。 先日、友人と話していて、「後期高齢者」だというこことに気付き、 「老い」について考えるようになったと語っていました。 最近は、本を書く仕事が多くなり、文字を相手の時間が長くなった。 幼い頃の戦争体験の話も興味深く、聞きました。 思いがけず、自ら防空壕を抜け出し、”どうせ死ぬなら高いところで死のうと 松の木にするするっと駆け上り、爆撃機の轟音が止むのをじっと耐えていました。 私は、なんとか助かったけれど、防空壕に入った人たちは、みな死んだ。 そのときに、今日から子供は卒業して、大人になろう。と、決心した」と。 語られていました。 岸恵子さんの「100年後へのメッセージ」は、 100年前のアメリカの映画『イントレランス』は、監督は、D・W・グリフィス 『イントレランス』の意味は、不寛容、許されないこと、許さないこと。 ”人間は、こうゆう根性持ってるから、どんどん、どんどん、悲劇は、 だんだん、悲劇いうものが、生まれたんだよ。 戦争も、何もかも『イントレランス』なんだよ” いま観てもとてもよくできた素晴らしい映画です。 人に寛容であり、寛大な心を持って隣人を愛し、そうすればこの世の中の 戦争もなくなるのではないでしょうか。 100年後は戦争がないように」と。 ++ このおふたりのお話を聞きながら、人生の先輩の素晴らしいメッセージを聴き、 あらためて”生きることの意味”を自らに問う機会になりました。 ☆ 人生のそのときどきをどう考え、行動するかの指針を得た思いがしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 26, 2009 04:28:46 PM
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