三遊亭白鳥 新婚妄想曲
毎日新聞落語会 三遊亭白鳥2/三遊亭白鳥[CD]【返品種別A】価格:1860円(税込、送料別) (2021/8/16時点)楽天で購入先日レビューした三遊亭白鳥『千葉棒鱈』に続き、同一CD収録の『新婚妄想曲』についてざっくりレビューします。あらすじ40過ぎても結婚できない田舎町在住のとある男が、東京から帰郷してきた青春時代のマドンナと結婚することになり、マドンナちゃんは在京時の事を頑なに語ってくれないし、そもそも自分なんかと結婚できるわけがない、何かの間違いだ!と疑心暗鬼になって先輩と店のおばちゃんとでありとあらゆる事を妄想しあう…そうしている間に、マドンナと会う時間が来てしまった。主人公は意を決して問いただすが、果たして真相は…?自己肯定感の低い人たち主人公はセリフから自己肯定感が低いことがはっきりと分かりますが、地元では話を持って見栄を張っている先輩もまた自己肯定感の低い人物ですね。一方マドンナちゃんは何もかもうまくいく完璧超人…だと思ったら実は彼女もコンプレックスを持った自己肯定感の低い人であったことが分かります。そのことを突いたのが実は高校時代の主人公だったわけですが…怪我の功名とはよく言ったものでありますw昭和~平成初期のエンターテイメントネタ3人でマドンナのことを妄想する場面ではこれでもかとばかりに昭和~平成初期のエンターテイメントネタがぶっこまれていますw自分自身は白鳥師匠より一回りくらい下の世代ですが大爆笑w妄想の答え合わせ主人公がマドンナちゃんに真相を問いただす場面で妄想の答え合わせが行われますが、ここからサゲまでがこの落語のキモとなっており、次々と真相が明らかになるさまは聞いてて気持ちがいいものですwちなみに私の聞いたもう1作の男女恋愛もの(?)の噺でも同じような構成になってました。題目が出てきませんが、ここはあえて調べないでおきます(ぉぃ