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テーマ:葬儀(191)
カテゴリ:メールマガジン
先週は「お通夜式までの流れ~その5~」をご紹介しました。
詳しくは、バックナンバーをご覧ください。 9月10日号より、自宅へ戻ってからお通夜式が始まる迄の流れ についてご紹介しており、今週で6回目となります。 ■ お通夜式までの流れ~その6~ ■ 大まかに分けると以下のようになります。(一般的な場合) 1)ご遺体の安置とドライアイス等での防腐処置 ⇒ 9月10日第5話でご紹介済み 2)枕飾の設置 ⇒ 9月17日第6話でご紹介済み 3)お寺様によるお枕経の読経 ⇒ 9月24日第7話でご紹介済み 4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ ⇒ 10月 1日第8話でご紹介済み 5)各方面への連絡(親戚・地域自治会・会社関係など) ⇒ 10月 8日第9話でご紹介済み ★6)納棺の儀 ★ 7)自宅出棺 8)式場到着・祭壇前にお棺ご安置 9)お手伝いの方々へのご挨拶 10)開式前のお寺様へのご挨拶 ※ ※ ※ 6)納棺の儀 さて、今週はご納棺についてのお話です。 ご納棺は、お通夜式が始まるまでに必ず行います。 タイミングとしては、自宅を出る前に行うのが一般的です。 しかし、ご遺族側のご希望、お家の広さ、お亡くなりになられた状 況や季節的な問題などで前後することがあります。 どのタイミングでご納棺を行うかは、ご遺族側の意見を汲み取った、 葬儀社側が判断します。お通夜式が始まるまでであれば、いずれの タイミングで行っても問題ありません。 ご遺体に死装束(しにしょうぞく)を着せ、棺に納め、空いている スペースに故人様のご愛用品、好きだった食物などを入れるという のが一般的な流れとなっています。 一緒に収める品は、必ず可燃物であることが条件です。 最近では、ドライアイスが禁止の火葬場が増えてきており、ドライ アイスを使用していても、火葬の前にお棺から出さなければ火葬の 許可がおりません。 ※ ※ ※ ここで、死装束(しにしょうぞく)についてご説明しましょう。 死装束は、ご遺族、ご親族の手で行うのが基本ですが、ご遺体を 扱うのにはコツがあり、案外難しく、手荒に扱いかねません。 葬儀社側に任せて、お手伝いする感覚でよいと思います。 体に付けるのが経帷子(きょうかたびら)と呼ばれる着物と紐。 頭には頭布と呼ばれる三角形の布を巻きます。 肩から提げる頭陀袋(ずだぶくろ)という鞄の中には、六文銭と 枕飾りに供えていた、枕団子や枕飯を入れます。 手には手甲(てっこう)を付け、足には足袋を付けてわらじを履かせ、 脚絆(きゃはん)を膝下に付けます。 これらは、模様の入ったものでも色は真っ白が基本です。 数珠(じゅず)は、胸元で合掌させた手にはめ、利き手側に杖を 納めます。 その場に居合わせた方々で、一回ずつお手伝いしましょう。 ところで、この死装束。 浄土真宗では、必要ないといわれています。 ※ ※ ※ ≪やまさんのツブやき≫ あの~。 よくお見かけしたのが、お金を納める方。 しかもお札じゃなくって硬貨なのよ。 5円玉とか10円玉だとか・・・。 本物ではありませんが、六文銭を既に納めていますので必要ない でしょう? って、見るたびに思うんですが・・・。 最後なんだから、あれもこれも入れてあげたいって思うご遺族の 気持ちはよ~く分りますが、お骨を綺麗に収めたければ、遺留品 を極力減らすことが第一です。 ※ ※ ※ 浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで、死ぬと同時に 阿弥陀如来様がいらっしゃる極楽西方浄土へ行けると説いています。 ってことは、三途の河を渡らなくてもよいという訳で、死装束も 必要なければ、枕団子に枕飯も必要ないんでということなんです。 ご理解いただけましたか? ※ ※ ※ この続きは、次回第11号でご紹介します。お楽しみに・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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