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お葬式の表舞台&裏事情

お葬式の表舞台&裏事情

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2006年03月05日
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テーマ:葬儀(191)
カテゴリ:メールマガジン
 お布施の語源→古代インドの言葉、サンスクリット語の「ダーナ」
        を音訳したもの。「あまねく施す」という意味。

 この「あまねく施す」という概念は、仏教の世界では重要な考え方
 で自分にとって大切なものを他に与えるという行いは、非常に大切
 なことで功徳があるとされています。
 これが、お布施の本来の意味。

      ※        ※         ※

 お布施を3つに分類してご説明。

 ●法施(ほうせ)
  人間が生きていくための正しい仏法の心理を伝え、
  無形の精神的施しを行うこと。
  要は、僧侶のつとめをさす。

 ●財施(ざいせ)
  お金や財産を施すことで、
  仏の教えをいただいたことへの感謝を表すこと。
  要は、僧侶やお寺への施しのこと。

 ●無畏施(むいせ)
  不安や畏(おそ)れを抱いている人に対して、
  安心の施しをすること。誰もができる親切な行い。

      ※        ※         ※

 みなさんは、これらの施しを無意識に行っているんですよ。

 例えば、電車の中で立っている老人に席を譲るという行為。
 これは、自分の利益のために行っている行為ではなく、
 慈悲の心ではないですか? これがまさに、無畏施。

 葬儀を執り行うという行為は、法施を受けようとする行為であ
 りこれに対し財施で答えるという関係が成立します。

 つまりお布施は、法施を受けたことに対するもう一つの施しで
 あり“何々をしてもらったからいくら”という考え方が成立す
 るものではないということです。

 要は、お布施には金額的な基準はなく決まりもない。
 実際、僧侶に相談しても「お志で結構です」という答えが必ず
 返ってきますしね。上限も下限もないのです。

 それぞれの立場で、できる範囲のことを自分の気持ちと状況に
 合わせて金額を決めていけばよいのです。
 世間から見て少ないというイメージがあったとしても、その額
 がその人にとって精一杯のものならば、それで十分ということ。

 そうは言っても実際にいくら包めばよいのかを目の前にすると
 迷いがでますよね。包むのは、お金という具体的なものだから。

 で、世間一般の報酬を参考材料にして考えてみると、
 日当1万円が一般的であるとして、この2~3倍を目安にする。
 ただし、これは法要の場合ね。
 葬儀の場合、枕経から還骨経まで幅広くお世話になるのだから、
 5倍~10倍の金額になってきますよね。

 そして大切なのは、惜しみながらいやいや出すのではなく、
 気持ちよく感謝を込めて出せる金額をよ~く考えて決めること。


 ▼やまさんのツブやき▼

 「末永くお付き合いできるように、無理のない金額で」
 お布施の金額について尋ねられた時、よくこう答えていました。

 葬儀の後も、二七日、三七日、・・・満中陰法要、一周忌・・・
 と長~いお付き合いの始まりでもあるのですから。

 次週は、戒名料のお話です。







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最終更新日  2006年03月05日 13時09分01秒
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