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カテゴリ:読書 作家別 あ~こ
おまえさんの負けだよ。ここじゃ、守らなきゃならないものを持っちまったやつは生き残れないのさ。そういうおまえも、無事に春を越せるのか……。 沙布がさらわれた事を知ったネズミ。 どうする?どうなる?と思っていたけれど、あとがきにあったように、派手な展開も謎解きもなく、ほとんど話が進んでいない?状態で終わってしまいました。 でも、私はだからこそ、この本は いいな と思います。 だって友人がさらわれて難攻不落の施設にいるらしい…。 そんな時どうします? 死に行く訳ではなく、助けに行くのだから、情報も準備もして行くはずなんですよ、リアルなら。 映画や、大人向けの小説ならそうじゃないかな。 しかし、子供向けの小説やファンタジーとなると、必ずあっさり助けに行って、あっさり助かって、おしまいなんですよ。 この本は、そんな事はなかったですね。 なので、また気になるところで終わっちゃいました。 紫苑・ネズミにも味方?が出来て、母親にも味方ができ…。 面白くなってきました。 それにしても、聖都市No.6と西ブロックの関係が、どうしても今現在の発展途上国との関係にだぶってしまいます。 そういう意味では私も、聖都市に住む、何も考えず、疑念も挟まず、従事する、頭も心も不要の、五十万の群れなのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.29 00:14:57
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