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カテゴリ:読書 作家別 あ~こ
卒業式を翌日に控えた高校で、突如として発生した学校ジャック事件。武器を手に、生徒を人質にとったのは、普段は目立たない中年女性教諭だった。彼女の周到に練られた計画と驚くべき戦闘力は、対峙した警視庁捜査第1課の精鋭「特警班」さえをも翻弄する。焦燥し、混乱する警察、保護者を前に、一人また一人と犠牲者が…。第一回ホラーサスペンス大賞を受賞した衝撃の問題作。 超問題作じゃあないですかぁー。 バトル・ロワイヤル読んだ私ですが、絶対こっちのほうが問題作だよー。 何でバトル・ロワイヤルのように騒がれ・叩かれないのだ? だってね、バトル・ロワイヤルは、社会が違うんだよ。 中学生が殺しあうのは、大人が仕組んだから、生き残りをかけてなの。 大人がこんなあほな制度を作らなければいいだけ。 でもこの本は、まさしく今現在の日本なわけ。 現実味は、こちらの方がはるかに上です。 っていうか、誰かが同じ事しても、おかしくない。 読み始めて女の子が出てきたときは、ドキドキドキドキ。 だって、多分この子が死ぬ。 これだけの事件の原因なんだから、むごたらしく死ぬんじゃないかと。 馬鹿男に因縁つけられてドッキン。 で、え?ってあっさり死んじゃって…。 卒業式、前日の事件がこの本。 まー、現実だろうと本の中だろうと、センセーショナルな事件ですよね。 ただね、私この殺人自体に、なんにも嫌悪感抱かないんだよね。 それどころか、読み終わると爽快なの。 っていうかもっとやれ! あっさり殺さずに、罪をのべてから殺せ!みたいな。 主人公の女教師が言うように、私自身も、最近の少年犯罪には、ほんとむかついてて。 年齢・性別・障害問わず、殺したら、殺されろ! きちんとした裁判を受ける権利はあっても、無罪にされる権利はない。 どうしても無罪にしたかったら、無罪にした人間が今後全てに責任を持て。 というわけで。 そして、ただの高校生に対する復讐話かと思いきや、驚きの身代金の使い道&身代金の行方。 生徒のラストは、驚きの人です。 本人も驚いたろうけど、私も驚いたっつうの。 ちなみに協力者については、私何にも驚きませんでした。 ああ、やっぱりみたいな。 随分、芝居がうまいのねーとしか。 よくありがちなのでね。 そしてラスト。 私はね、思ってたですよ。この子は何したんだ?ってね。 このまま無事ではすまないだろう、何かある?誰か来る?って思っていたら、ウワー―ですよ。 そう来るかー、そうだったのかー、だからかーと心の叫び。 というわけで、本の感想は 「すごいクラスだ。全員死んで爽快。もっとやって」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.09 22:27:44
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