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カテゴリ:読書 作家別 あ~こ
そうだ、本気になれよ。関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。 仲良しこよし、楽しいだけの子供版野球小説(ライバルがいて、勝った負けたの)かと思ったら、大間違い。 自身満々・才能もある野球少年が主人公だけど、弟が病弱だからか、決して親との仲は良くない。 というか、親はこの子の事、知ろうとしてない。 野球を一緒にする事になるだろう友達も、まだ中学生にもならないのに、塾があるからと反対されてたり。 読んでいて思うのは、親子って難しいなー。 なんで子供の神経を、逆なでするような事言うかなー?って思うけど、きっと私も当人ならそうなんだろうな。 まだ親になっていない私は、もうこの子達とはかなり年が離れちゃっているんだけど、子供目線でも親目線でも読めるので、複雑です。 確かに、野球で将来食っていけるのは、何万分の一。 ある意味、東大はいるより大変かも。 だから、子供の将来を考えて、勉強=塾なんだよね。よーく、わかる! 現に、この本の中でも、元甲子園出場の球児が出てくるけど、今は普通の人。 でも、子供のときくらい、野球やらしてやれよ~! とっても高校野球が注目されているこの頃。 なんか、切なくなります。 薄い本で字も大きい、でも立派な人生の1ページを見たのでした。 これから、どうなるんだろう…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.22 20:10:06
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