イノセンツ ※ネタバレ注意
こんにちは、みち太郎8です。今回は、超能力的な映画になります。派手な描写はありませんし、かなり淡々とした内容になっています。もっとホラーな内容かと思いましたが、そこまで怖いと感じる事はないですが、幼い子供が力を持つとどうなるかという感じがしましたね。個人的には好きな感じかも知れません。日常と非日常が上手く映像化されている感じでした。ネタバレ注意。フワッと紹介です。・イノセンツこちら、北欧の作品なので知っている俳優の人達はいませんねー。父親の仕事の都合で、ある団地に越してきた主人公。主人公には自閉症の姉アナがいました。学校は夏休みの期間中で、団地にいる子供は少ない様子でした。団地の周りを一人で歩いていると、ベンという男の子に声をかけられ一緒に遊びます。ベンは軽い石なら動かせる超能力がありました。主人公はいたずらでアナの靴にガラスの破片を入れて隠します。アナは自分から伝えることが出来ず足に血が滲みケガをします。別の棟に住んでいるアイシャ。飼い猫を探して主人公がいる棟までやってきます。アナの心を読み取るアイシャ。主人公は両親に頼まれてアナを連れて外に出ます。ブランコに座るアナを見ているとやって来るベン。主人公はアナに待っている様に言って、ベンと一緒にサッカーコートへ向かいます。主人公と一緒にボールで遊んでいると、ベンがいじめっ子に絡まれます。また秘密基地のある場所で遊んでいると、やって来るアイシャの飼い猫。ベンと主人公は団地へと戻り、高い場所から落ちても猫が死なないか階段から落としてみます。猫は生きていましたが足を引きずって歩いていました。猫を追いかける二人。ベンが殺した方がいいかな?と主人公に問いかけ、猫の頭を踏みつぶしてしまいます。主人公はその光景から目を逸らしアナの元へと戻ります。ブランコに居ないアナを探す主人公。アナはアイシャと仲良く過ごしていました。帰ろうと主人公が声を掛けると拒否するアナ。アナは帰りたくないと言っていると話すアイシャ。一緒に行こうかと行くアイシェの言葉に家へと向かい出すアナ。アイシェが明日も連れて来てくれるか主人公に聞くと、母親に聞かなければ分からないと言う主人公。アナは来たいと言っていると口に出せないアナの言葉を代弁するアイシャ。アナを連れて外に行く主人公。アナはアイシャと楽しそうに遊びます。主人公は死んだ猫を確認しに行きます。猫は結束バンドが括られており、冷たくなっておりました。アナの元に帰るとベンがおり、帰ろうと声を掛けます。近くにあったフリスビーがずっと動いていました。ベンは自分の力ではなくアナの力だと言います。家では力を使えないアナ。アナを連れてベンとアイシャと遊ぶ主人公。皆で力を合わせれば出来ると大きな石をベンに動かすようにいいます。普段では出来ないはずの大きな石を動かすことに成功するベン。アナは皆がいれば力を発揮することが出来、アイシャはアナの心を読むことが出来ました。心を読む遊びをする四人。晩御飯になりそれぞれが家へと帰ります。また心を読む遊びをしており、ベンを馬鹿にするような事を言うと激高するベン。ベンは力を使って笑っていたアイシャを吹き飛ばします。怒ってアイシャに近付いてきたベン。ベンの前にアナが立ち塞がります。お互いに向かい合い力をぶつけ合います。二人の力で、アナの後ろにあった倒れていた大木が割れます。アナの足に木の破片が突き刺さり、それを触るベン。アナが痛がっているからやめるようにと突き倒すアイシャ。アイシャにウザイと言って帰るベン。アナは何も感じていないと言う主人公に、アナは心で泣いていると話すアイシャ。アイシャはアナに話せるはずだと促すと、声を出す事が出来るようになります。アナが話して主人公も喜びます。家に帰り、母親にアナが転んでケガをしたと伝える主人公。足に刺さった木片を見て、転んだ傷じゃない嘘を言わずに本当の事を言ってと母親に言われ口を噤む主人公。母親はアナの怪我の手当てを行います。再度、何があったのか母親が主人公に尋ねます。主人公は言葉を濁し、アナがちょっとだけ話せる事を伝えると嘘だと言われてしまいます。主人公はアナに母親にママと言うように伝えます。アイシャも別の場所から補助しますが言えませんでした。母親に本当の事が言えなければアナは預けられないと言われ、別にいいと部屋の扉を閉めてしまう主人公。ベンが家で母親といる時に沸騰した鍋を力を使って動かしてみます。ベンが笑っていると怒る母親、母親の上に鉄のフライパンを落とすと母親は倒れてしまいます。アイシャとアナは何かを感じ取ります。ベンは沸騰したお湯を母親の足元に落とします。その様子を見て、手当てをしてみます。目覚めた母親が助けを呼ぶように言いますが、ベンは呼ぼうとはしませんでした。アナが砂場で一人で遊んでいるのを母親が見守っていると、アイシャもやって来て一緒に遊んでいました。アナがアイシャと一緒に遊んでいると、言葉を話しているのを聞いて母親は泣き出します。両親が揃った時もアイシャの遠隔の補助で言葉を発しました。床に倒れたままの母親がいる家で過ごすベン。下の階の住人の男性を操って、いじめっ子の一人を襲わせました。母親に歩道橋には行かない様に言われますが、歩道橋へとやって来る主人公。歩道橋には血痕が残っていました。歩道橋にやって来たベンと秘密基地へと向かう主人公。そこでベンが人を操れると言いました。主人公は自分にやって欲しい頼みます。操られて意識のないまま壊れた冷蔵庫の上に登る主人公。ベンはサッカーをしている子供達が見える場所へと移動します。主人公が何をするのか聞くと、見ててと言います。ベンは力を使い、一人の子供の足を折ってしまいます。アイシャがやって来て、ベンに止めるように言います。怒ったベンがアイシャに向けて力を使います。胸を押さえて苦しむアイシャ。主人公がベンを突き倒します。アイシャの症状は治まり、ベンは主人公に怒りの矛先を向けます。そこにアナがベンに向かってやってきます。ベンは逃げ出します。アイシャはベンが人を殺しているのが分かっており、アナと二人でベンを止めようと考えますが、アナは家から出るのを母親に止められてしまいました。その日の夜に、ベンがアイシャの母親を操ってアイシャを刺し殺すように仕向けてしまいます。それを感じ取ったアナは泣き叫びます。アイシャが亡くなった事を知った主人公は、アナに自分じゃベンに勝てないと訴えますが、反応がありませんでした。主人公は飛行機のオモチャを買って、ベンを遊びに誘います。遊びながら歩道橋まで誘導し、ベンを歩道橋の上から突き落とし近所の人に目撃され逃げ出します。生きていたベンは力を使い主人公が何者かに追われているように思いこませます。主人公は車道に出て、握りしめていたガラスの破片の痛みで正気に戻ります。近付いて来た車を寸での所で避ける主人公。主人公が目を覚ますと病院でした。骨折したのか足にギブスが巻かれていました。主人公は付き添っていた母親にベンの事を尋ねます。無事だったと話す母親。母親から主人公はベンとの事を聞かれますが、一緒に遊んでいただけだと答えます。退院して家へと帰る主人公。窓の外を見ると、ベンがこちらを見ていました。主人公は母親に刺されるのを恐れてカギのかかる部屋に閉じこもります。買い物に行ってくると母親が出かけたのを確認して部屋から出ます。部屋から出るとアナの姿がありませんでした。アナは一人で池を挟んでベンと対峙します。周りには夏休みから帰って来た人達で溢れていました。一度は力負けしてしまうアナ。主人公は奇声でギブスを壊し、走ってアナの元へとやってきます。アナの手を繋いで、力を合わせる主人公。アナの力でベンの心臓は止まってしまいます。家へと戻り、変わらない様子のアナ。主人公は帰って来た母親に泣きついてエンドです。そこまで怖く感じないのが怖いかも知れない映画ですね。超能力はありますが、飛びぬけて特殊な事はありません。夏休みのワンシーンと感じることも出来るかもしれません。この団地で人が死にすぎやけど何も感じんのかな?主人公も割と残酷ですね。物凄く面白い映画と言うわけではありませんが、じわーっとした恐ろしさを感じるような内容になっています。では、また次回。