生きる覚悟 -観察 1 噛みつく脳-
一強と呼ばれた政治で、「日本人の美徳」と称して価値観や道徳観を矮小化し「忖度社会」が正当化されたと観察される。 政治家の裏金問題で「安倍さんに申し訳ない」と派閥政治家が“反応”する“脳”の如く、TVで名の売れた強者が擁護するアンフェア。友情や人情といった偏りのある“情”を持ち出し、情状酌量を求めるまでは理解できるが、それを諭されていることにまで噛みつく“脳”の反応が気持ち悪い。社会的地位という権力を持ち合わせていることに気付いていての“堂々”たる擁護もみられる。 「社会的に権力・権限を持った者やそれに擦り寄り代弁する者の“脳”の反応は、理性というものを失わせる脳内物質でも発しているのだろうか?ジル・ボルト・テイラーによるアンガーマネジメントの90秒ルールの一節を借りると『怒りの反応のように、権力を得たことに誘発されると、脳から放出された化学物質がからだに満ち、生理的な反応が引き起こされ、支配欲の化学成分は消えることはない』のだろうか。」と苛立つ。90秒(落ち着いて) お代官の取り巻きも名が売れているが、気に入ってもらいたくて“飲み会”を主催したと(認めている)とさ。代官: 「悪いようにせん。良いように計らう」町娘: 「ご無体な、おやめ下さい。お代官様。」代官: 「じゃあ、やめる。その気もあったけど、“尽力”もしないから。」「おーい、取り巻き交通費ぐらい払っておいて。」取り巻き:「財布借りますね。え〜と、こんなもんで帰れるよね。」「どうせ下々の(無名)者」と見下すにも程があり、“あまりにセコくねぇ。”弱き立場でも「尊厳」はある。 その後、取り巻き:「モノのように扱っていません。」と浪花節的に訴える。「自ら参加しておいての売名行為」とか「今更」とか非難する愚か者の声が大きくなることを期待しているようかのようケチな行動。 こんなセコイ話の主にスポンサーになって応援するとかいっている経営者。『どんな“脳”の反応している。大丈夫か?』と思う。(「よしもとに行け」)