184077 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Tifosissimo!!! fuori casa

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Profile

片野 道郎

片野 道郎

Calendar

Recent Posts

Comments

yuuki_ono_99@ リンク張らせていただきました。 サkk-ユニフォームに関するブログを書…
iwamoto@ Re:ナポリを見て死ね?(03/06) 「ナポリを見て死ね」って,誰が言い出した…
JUVENTINA( ´艸`)@ すいませーん・・教えて下さい(-人-) >道郎さん。(管理人さん) はじめまして…
ごっしー@ Re:秋の味覚ポルチーニ(10/18) うわあ、このトリュフおいしそう。 イタ…
谷口敬三@ 教育 お返事ありがとうございます!試合は大都…

Favorite Blog

まだ登録されていません
2006.09.19
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
スタッド・ド・フランスは素晴らしいスタジアムでしたが、個人的にはどっちかというと規模の小さいサッカー専用スタジアムの方が好みです。だからというわけじゃありませんが、日曜日は久しぶりに、その典型みたいな地元のスタジアムに行ってきました。
スタディオ・ジュゼッペ・モッカガッタ。家から歩いて10分の至近距離なので、行こうと思えばいつでも行けるし、昔は毎週のように通っていたものですが、ここ何年かはわが愛するUSアレッサンドリア1912が破産・消滅してアマチュアの6部リーグから出直しになったりしたこともあって、ちょっと足が遠のいていました。普通日曜日はセリエAの試合に行くし。
でも今週はいろいろバタバタして取材申請を出し忘れるという間抜けなことになってしまったので、新体制で復活して3年目、アマチュア最高峰のセリエD(5部リーグ相当)で戦うわがアレッサンドリアの開幕戦に参戦したというわけです。

ちなみに、5部なのにどうして「D」かというと、その上のセリエCC1C2に分かれているからです。どこの国でもサッカーリーグというのはピラミッド型になっているわけですが、イタリアの場合もセリエA(1部20チーム)と(2部22チーム)は全国リーグ、その下のC1(3部)は18チームx2グループで計36チーム、C2(4部)は18チームx3グループで計54チームという構成。
普通、プロは2部までという国が多いんですが、イタリアは4部のC2までがプロなので、全部で132ものプロクラブがある勘定です。その下に位置するセリエDは、18チームx9グループ(計162クラブ)という大所帯で、各グループで優勝したチームのみがC2に昇格できるという仕組み。今シーズンのわがアレッサンドリアは、プロ経験のある選手を揃えてグループ屈指の戦力を整え、昇格を目指す意気込みを見せています。
なんてったって、8月末にはセリエAのトリノと練習試合をやって1-0で撃破しましたからね。トリノを率いていたジャンニ・デ・ビアージ監督が、アマチュア相手のこの敗戦と、大黒獲得時の「大黒?顔も知らないね」という発言のおかげで、1週間後にクビになったというのは有名な話(?)です。

Grigi0

スタジアムに話を戻すと、完成したのがセリエAがスタートしたのと同じ1929年、76年経った今も、構造的にはほとんど当時のままという貴重な歴史遺産です。キャパは8100人。メインスタンドだけ屋根付きの椅子席ですが、残りは全部セメントの立ち見席ですからね。
今は落ちぶれてしまったアレッサンドリアですが、戦前はセリエAの常連で(最高位は1931-32シーズンの6位)、戦後も1960年まではAとBを行ったり来たりしていた、それなりの名門でした。60-70年代にミランのバンディエーラとして活躍し、イタリア人で初めてバロンドールを獲ったジャンニ・リヴェーラの出身チームとして知られています。1958-59シーズンに16歳のリヴェーラが史上最年少で(今も記録)セリエAデビューを飾ったのも、ほかでもないこのモッカガッタ
セリエC1で戦っていた96-97シーズンには、今はアスコリで背番号7をつけているガエターノ・”ジミー”・フォンターナが、センターサークルのすぐそばから40mのボレーシュートを左足で叩き込むという凄い場面もありました。それを目撃して震えた某日本人サポは8年後、ほかでもないSTARsoccerの仕事で本人にインタビューするという栄誉を得ることになります。

Grigi3
Grigi10

切符売り場はバックスタンドの壁にビルトインされています。チケットの値段も、バックスタンド8ユーロ、ゴール裏5ユーロと安いですが、まあアマチュアの試合なので観客はまばら。家のTVでセリエA見てる方がいい、という人が多数派でしょう。
Grigi4

来てるのはほとんどオヤジのみ。バックスタンドの平均年齢は軽く50歳を超えてるはずです。試合前の雰囲気ものんびりしたもんですね。
一方、ゴール裏↓は平均年齢20代前半。全部で200人いないくらいですが、これが4つか5つのグループに分かれています。抗争とかはなさそうですけど。

Grigi6

アレッサンドリアは、グレーという非常に珍しい色がシンボルカラーで、ユニフォームももちろんグレー。これが非常に地味でぱっとしなくて味わい深いんですが、この日は何故かエンジ色のアウェーユニでした。たぶん相手チームのユニとの取り合わせでそうなったんでしょうけど。

Grigi8

試合は、5部リーグらしいテクニックよりも闘志が表に出たフィジカルな内容でした。まあひとことでいうとつまんないわけですが、でもこのレベルでも戦術的には両チームともにほとんど隙がないところがイタリアです。単独で局面を打開できる上手い選手がいないので、相手のミス以外ではチャンスも生まれない。必然的に中盤でごちゃごちゃやってるばかりになるのでした。
結果は残念ながら1-1の引き分け。こっちの得点は審判にプレゼントしてもらったPKでしたorz
まあシーズンは長いので、次から頑張って最後にはぜひC2昇格を果たしてもらいたいものです。■

Grigi2





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.09.19 18:04:55



© Rakuten Group, Inc.