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カテゴリ:CD-邦楽
by ロケットマン
心地よい疾走感と洒落たサウンドで統一された作品です。 聞きやすく聞き飽きない、解りやすい構成と細部への味付けが魅力だと思います。 「DEPARTURE」は一曲目らしい、ジワジワとくる盛り上がり方が良いです。 軽快なリフとシンプルなリズム隊の上で響く歌声が、綺麗に収まっています。 「FLY AWAY」(feat.KARIN)は頭のギターとドラムによる入りが、ここから本編的メリハリを利かしていて気持ちいいです。 揺らぐボーカルが、時にシンセと、時にピアノとツインメロディーを織り成していて、より聞き応えのあるものとなっています。 「EVERYDAY」(feat.eico)はまったりとしたメロディーラインとザクザクとしたドラムが良いです。 ふかわとeicoさんの唄のギャップも大きく、単調でありながら抑揚の効いた構成となっています。 「LOVE GIRL」(feat.jenny01)は本作品中最も好きな一曲です。 軽快に刻むピアノと彩りあるシンセサウンド、これぞ(最近の)ロケットマンという曲だと思います。 囁くようなハスキーボイスで言葉を紡いでいくボーカルが、曲の雰囲気にピタッとはまっていて、さらっと流れていくBGMとして最適です。 「SUNSET STORY」(feat.Mari Kohrogi)は本作の中でも比較的歌ものとなっています。 のびのびした歌声と、それを支えるように柔らかくなっているバックサウンドが、心地よいまったり感を出しています。 「ROMANTIQUE66」は淡々と流れていく疾走感が良いです。 抑え目のふかわボーカルが曲に溶け込み、作品の締めとしての儚さが滲み出ています。 一曲一曲の良さもありながら、作品としての統一感も良く、聞きとおした後の余韻まで気持ちの良いアルバムだと思います。 ゲストボーカルによる色の違い、それに合わせたサウンドの微妙な違いも良い感じになっています。 初期のふかわ色の強いロケットマンとはまた異なる、心地よいダンスナンバーに浸るには最適な一枚です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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