癌と闘うサボリーマンの日記

日記の更新が遅くてすみません。
後に続くがん患者の方に有益な情報にしたくて、なるべく時系列に書こうと思っていたら段々たまってしまって面倒になって・・・ｗ

＜11/1＞
手術の翌日。
やっとこの日の朝からご飯が食べられるようになります。
８時に朝食が届けられるということでかなり楽しみにしていたのですが・・・


「○○教授の、総回診です」

という放送が・・・
さっきまで雑談してた看護師たちが「やばい、今日総回診だったの忘れてた～！」などと言いながらあわてて部屋を出て行っちゃいました。
俺は鼻をかみたくてティッシュを取ろうとしてたんだけど、箱ごと床に落としてしまい、手が届かなくて誰かヘルプって言ってたんだけど誰も相手にしてくれない（涙

しばらくするとゾロゾロと白衣を着た行列がやってきた。
先頭で一番偉そうにしているのがその○○教授らしい。
（えー大学病院ってホントにこんな感じなのー？）って何だかワクワクしてしまって思わずツイッターで

「白い巨塔みたいな総回診キタ━━━━(・∀・)━━━━!!」

って叫んでた。

教授の隣にいる人が、「この方は○○（俺の名前）で、精巣腫瘍で・・」みたいな説明をしてた。
そして教授は「うん」と言うだけで俺の前から去っていったのだった・・・
そして俺のティッシュ箱は誰も拾ってくれなかったｗ

そして８時半くらいになってようやく朝飯が出てきた。
飯４食抜きにされて空腹の限界だったところに、総回診のせいで飯が遅くなってかなりイライラしたけど、飯を食ったら何だか幸せな気分になった。

飯を食ってひと眠りしたら、何だか急に力が湧いてきたので体を起こして歩いてみることにした。
まだ傷口はズキズキと重いけど、普通に歩けたので洗面まで行って髪の毛を軽く洗ったらさっばりして気分も良くなった。
うん、やっぱり人間は飯を食わないと元気になれないね！
昼食と夕食は食堂まで行って食べました。


そうそう、大事なことを忘れてた。
術後の処置についてです。
朝飯を食ったら先生が点滴の管と尿道カテーテルを抜いてくれました。
しかしあのカテーテルを抜く瞬間の気持ち悪さって無いですね・・・

それから管を止めておくためのガムテープをはがす時がまた痛いのなんの。
それでもきちんと剃毛していたからそんなに痛くなかったんですね。
手術前日、「きれいに剃らなくても皮膚が見えればいいから」と言われていたんですが、別の看護師からガムテープをはがす時に毛が引っ張られると痛いという情報を聞いて、きっちりトランクス型（あそこだけでなく太ももの2/3くらいまで全周）きれいに剃った。
これは入院して自分で剃ることになった人へ伝えるべきノウハウですねｗ

それから、夕方になると
「ドレイン」というものを抜きました。
手術の時、あそこの玉の入っている袋に穴を開けており、そこに管を通していたそうです。
それがないと袋の中でどんどん体液がたまっていってタヌキのあそこみたいにパンパンに膨らむそうで、そのから出る液を吸収するためにガーゼを当てていたようです。
夕方診てもらった時にはもう湿潤液は出てこない状態だったそうで、朝までなんともなければ明日には退院していいよと言われた。
手術して２日で退院だなんてめちゃくちゃ早いよね・・・最近の病院の傾向なのかな？