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rowboat.jpg

row, all.jpg
(BoardGameGeekより転載)

ロウボート
プレイ人数:2人(4人プレイもできる)
プレイ時間:30分~1時間くらい


数あるトリックテイキングの作品の中でも、僕はこのゲームがとても好きである。
「ロウボート」というタイトルのつけられたこの作品は、僕が生涯愛すであろうゲームとなった。
これを紹介せずにはいられない!
というわけで今回はこの「ロウボート」を紹介する。


スートは4種類。青色で描かれているのが「波」と「オール」。緑色で描かれているのが「地図」と「貝」である。
それぞれA(anchor)~9、D(Dolphin)、M(Mermaid)、S(Seeker)、W(Whale)の13枚ある。

トランプと同じ構成なので、頑張れば代用できるかもしれない。だが、これらのカードの他にもこのゲームを彩る特殊なカードが存在する。

各プレイヤーは、ゲームを始める前に3枚のカードを渡される。


○ロウボート(rowboat):かならずトリックに勝つことができる。

○灯台(lighthouse):砂時計の落ちるまで、相手の手札を見ることができる。

○月(moon):自分がディーラーのときに使うことができる。潮流を4枚から12枚の間で好きな数に設定できる。


「ん?」と思った方もいるだろうが、このゲームには砂時計がついている!w
因みに何分かは計ったことがありません。たぶん1分くらいかと思うけれど。

これらのカードは、ゲームを通して各1回しか使うことができない。
特にロウボートは必ずトリックに勝てるので、使いどころが重要である。


そして潮流という言葉が出てきたが、このゲームでは1回のラウンドのトリック数が毎回変化する(!)。このトリック数のことを「潮流」と呼ぶ。

どのようにして決めるかというと、ディーラー(毎ラウンド交互に行う)がカードをよくシャッフルし、1枚ずつ場に並べていく。
このとき、出した順番がわかるようにきちんと並べていく必要がある。
そして、「波」「オール」「地図」「貝」の4つのスートが場に出るまで並べていく。最高で12枚。場合によっては4つのスートが場に出ず12枚となることもある。
つまり、1回のラウンドでは4~12トリックで構成されることになる。

そしてトリックは場に並べられた順番に解決していく。そのスートをフォローしていくのである。
例えば潮流が最低の4枚で「オール、地図、貝、波」なら、プレイヤーは1トリック目はオール、2トリック目は地図・・・といった具合にプレイが進んでいく。

勿論マストフォローなので、フォローできないカードはフォローされたカードには勝てないのだが、ここでロウボートならではのシステムがある。


それが「ノブ」と呼ばれるカードである。
このゲームで一番強いのは上記でお話したロウボートカードであるが、その次に強いのが「ノブ」なのである。

「ノブ」とは同じ色(違うスート)で同じ数字のカードのこと。
例えばその時の潮流が「貝の7」なら、ノブは「地図の7」となる。

手札にそのスートが1枚しかなく、それがノブで、出さなければならない、というとき、プレイヤーは「ノブの温存」を宣言し別のカードを出すことができる。
しかし、「ノブの結婚」というルールにより、それは必ずノブとして扱わなければならない。

また「色違いノブ」というカードもある。これはフォローしたカードには勝てないが、フォローできなかったカードに対しては勝てるというカード。

これも、潮流が「貝の7」なら、色違いノブは「波の7、オールの7」である。

つまり、強さの順番を整理すると、

ロウボート>ノブ>フォロー>色違いノブ>アンフォロー

となる。
フォローされたカード同士、アンフォロー同士は勿論数の大きいほうが勝つ。
また、ロウボートは先に出した方が勝つので、ロウボートにロウボート返し、ということはもちろんできない。


そしてプレイヤーは、ノンディーラーから先に、自分が何トリック取れるかをビッドする。
そのラウンドでの得点計算は、「獲得したトリック数×10」点。
しかし、ビッドした数に達していなければ「ビッドした数×10」点がマイナスされるのみ!プラス点は入らない。
「じゃあ低くビッドしておけばいいじゃん」と思う方。甘い。甘党である。
自分が獲得したトリック数とビッドの差分、「サンドバッグ」というペナルティを背負わされる。そしてそのサンドバッグが5つたまると、-100点をくらってしまう。
もう、つまり、ぴったりビッドするしかないのである。


ここが堪らなく楽しい。
もちろん潮流が8で相手が4とビッドしているなら、こちらも4とビッドし平和に進めることもできる(インシディアス7はこうはいかない)。
だが、それではゲームが面白くない。どうせならそこは5とビッドし、相手に-40点をくらわせたり、逆に2とビッドしサンドバッグを背負わせるのも手だ。
結局は取ったトリック数が多いと点数がそれだけ増えるので、できれば手札の良いときは大きなビッドをしたい(ビッドに達さなかったら危険だが)。

また「ノブの結婚」を破ってしまうと、そのラウンドは点数なし、サンドバッグを2つ背負うことになる。これはきつすぎる。ルールは守らないといけない。パンクロックでは通用しない世界なのである。

そして先に200点を超えたプレイヤーの勝ち。終了条件のスコアはお好みで変更してもいいだろう。
長くゆっくりとした休日には300点400点でも。



このジリジリとした感覚、カードの上品さ、シビアなルールが相まって、素晴らしいゲームを作り上げている。僕はこのゲームをプレイしている時間がとっても好きで、もう数え切れないくらいプレイしている。きっと生涯愛するゲームであることは間違いない。

rowboat, play.jpg







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最終更新日  2013年10月23日 13時58分35秒
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