カテゴリ:ドル円
8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数増加幅は事前予想の+12.5万人に対して、+12.8万人、失業率は事前予想と合致し4.7%だった。発表を控えて投機的なドル売り・円買いが入っていたものの、この思惑どおりの結果にはならず、もといた水準まで戻している。
瞬間的な動きの中で注目したいのは、本日の高値前後まで上昇したこと。上述した事前予想の中央値と実績値の違いは誤差に過ぎず、上値を試すような結果ではなかった。各社によってレートは様々だが、ベンダーによっては雇用統計発表後の値動きで本日の高値を更新しているところもあるはずだ。 23時に発表された8月のISM製造業景況指数、7月の米建設支出、7月の米中古住宅販売保留部分はいずれも事前予想に対して弱い結果だったが、ドル売り・円買いが先行した後は急速に下げ渋った。 私は見通しを立てる際に好みのテクニカルであれ、他社の分析であれ使えるものは何でも使う。ただ、マーケットが向かおうとしている、あるい向かいたい方向性を現しているのは経済指標が発表された瞬間の値動きだと思っている。日々の値動きの中でごくわずかにしか現れないバイアスが垣間見えるためだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 1, 2006 11:23:41 PM
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