カテゴリ:ドル円
ドル円は相変わらず方向性を見出せていない中、外為市場全体を見渡してみると金利相場による円売り圧力は減退気味。正確に言うと下値での円売り圧力はまだ強いものの、上値を追うほどではない。おそらくは次のテーマを物色しているところではないかと思う。
先週、グリーンスパン前FRB議長が米国の利下げを推奨したとの噂からドル円が売られた。こういう類の噂はよくあるが、利下げが間近に迫っているという雰囲気は以前にも増して醸造されてきている。またFEDが認めるように米景気は後退局面の入り口にある上、インフレ懸念が完全に抑制されているかといえばそうではない。今週は比較的米経済指標の発表が集中しており、これらが景気後退&インフレ圧力の強まり(スタグフレーション)を示すようだと金利相場の前段階の景況感相場へとテーマが移るシナリオが浮上する。 G7を無難に通過し、あからさまな金利相場でもなくなっている現状。消去法で考えてみると景況感相場が残る。最近の米経済指標からは米国がスタグフレーションに陥っているという印象は薄いものの、一つの色眼鏡としてかけたりはずしたりしてみてはどうだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 26, 2006 02:00:46 AM
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