バタフライの体幹の使い方を思い出す
バタフライも普段ゆっくり泳いでいると速く泳げなくなってしまうというのがあり、ダッシュの練習をしばらく続けていました。やはり速く泳ぐためには速いストロークと強いキックを繰り出し、腕と脚でタイミングよく泳ぐ泳ぎになります。しかしこの腕と脚で泳ぐバタフライを続けている内に今度は逆にゆっくり大きく泳ぐバタフライを忘れてしまった。確か腹筋や背筋を使ったよな、と体幹を意識してもなかなか使えず、結局、腕と脚頼りのバタフライになってしまう。どうすれば元の感覚に戻れるか考え、陸上でのシュミレーションを始めました。両腕を前に突き出して『前に習え』のポーズ。次に両腕を下ろしながら今度は胸を張りながら後ろ側に腕を突き出す。そこから腹筋を使って腕を前に飛ばす。腕は終始肘を曲げずに真っ直ぐの状態。小指から抜き上げるのは実際のバタフライと同じ。肩の力は腕を水平の高さに持ち上げるだけに使う。腕を後ろから前に運ぶ動作(リカバリー)は背筋と腹筋の勢いのみで行う。つまりはこの運動、背筋と腹筋を意識し使いこなすための練習です。50回も行うとそれだけで結構疲れます。これを80回X2本、又は100回X2本ができるようになるまで行う。これでかなり背筋と腹筋を使えるようになりました。さて実際に水の中ではどうかというと、、、腕がついている肩甲骨を動かすことを意識します。しかしリカバリーの腕は肩甲骨で前に飛ばすわけではありません。肩甲骨はあくまで可動部であり、最後まで掻き、遠くを掴むために動かすにすぎません。腕を後ろから前に飛ばすのはあくまで腹筋の力です。そして背筋はより大きな力で腕を飛ばすために使います(弓を遠くへ飛ばすために弦を引く要領)。試行錯誤の末やっといい感じが戻ってきました。という事で忘れない内に書きとめておきます。