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テーマ:純粋バカ一代(1051)
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【7】
俺のお局様に対する感想は「憎たらしい」だった。ただ、それを態度に表すことはしなかった。感情をすぐ表に出す女子供じゃあるまいしと思っていた。 俺がどう思うかより、会社にとって、他の社員たちには、お局様の存在はどうなのかということのほうが気になった。 定年退職まであと2年ともなれば、ほっとこうかという感覚も強かったように思う。ただ、それで、若い社員が理不尽な思いをするのは、許しがたいことだった。 極端に言えば、職場環境を変えるためには、お局様に辞めてもらうか、その性格を直してもらうかということだった。 俺には、辞めさせる権限もないし、力もなかったから、性格を変えてやる方法をとることになるのだが。人の性格を変えられる自信はなかった。当然だ。そんなこと誰にでもできるわけがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.16 17:46:46
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