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テーマ:純粋バカ一代(1051)
カテゴリ:純粋バカ一代
【106】
「どういうことなんだ?」とその男は聞いた。 「知らない間に保険かけられて、女に殺されそうになったんだ。」 「悪い女にひっかかったな」 「女は警察に預けたから、保険会社もおかしいだろうって、ちょっと突っついてね。俺を消すしかないだろうって言ったんだよ」 「そうだったのか。俺もこういうことは初めてなんだけどな」 「で?やってくのかい?俺のこと?」 「ばかやろう。やらねぇよ」 よかった。また助かった。 しかし、D生命の取締役も困ったもんだな。ほんとに殺人依頼してやがんの。それでそのヤクザと俺が知り合いで、この話はなかったことになるだろう。 遠いマスコミと東京地検特捜部で囲って、ヤクザも通用しない。 チェックメイトかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.11 04:52:49
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