全く寝耳に水の話である
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栃木県の県北の中核的病院で、矢板市富田にある塩谷総合病院の運営からJA栃木厚生連が撤退すると言う話。なんでも「新医師臨床研修制度」の導入などが契機となり、医師不足などで収益が減って経営難を招いたという。
同厚生連は、移譲先を模索中だという。
最近、自分は隣りの市にあるこの病院を利用していなかったので知らなかったのだが、
整形外科医の退職で同科の入院患者受け入れを06年4月から一時中止したとか、産婦人科の分娩(ぶんべん)対応も07年から休止したなどということがあったらしい。
同厚生連は、県内に3つの病院を経営しているのだが、栃木県厚生連労働組合の話によると、
三病院の常勤医は3年前の計約百人から81人に減少、看護師も06年の計506人が1年間で75人も退職したと言う。同労組はこれを「
看護師離れは一時金の定額支給が原因」などとして県労委にあっせんを申し立てをしているが、「そもそも経営者自らが過大な設備投資による経営収支の帳尻を人件費の大幅な削減でしのいでいたことにある」と言って経営側の責任を追及している。
とにかく
地域の医療が大変なことになっている。最近、救急車で搬送されたが、幾つもの病院で受入れ拒否されて患者が亡くなられた事件があったが、この辺でも他人事ではない事態になっている。ともかくも何か行動を起こさねばと思い、栃木県厚生連労働組合の配布しているビラを複写してネット上にアップしてみたので、この件について詳しくお知りにないたい方は、下記のリンクをご覧頂きたい。
■栃木県厚生連労働組合のビラ
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