|
カテゴリ:ポピュラー音楽
■KEEPNEWS COLLECTION 1::ポートレイト・イン・ジャズ+4 ビル・エバンスについてはファンの皆さんの思い入れが強くて、今でもいろいろなサイトで取り上げられたりしている。そのほとんどは、ピアノトリオ、分けてもスコット・ラファロ、ポール・モチアンとのトリオでの業績を評価しているものが多い。このアルバムもピアノトリオだが、最近いろいろとビル・エバンスやその周辺、或いはアドリブを巡る音楽理論(アベイラブル・ノート・スケール理論からリディアン・クロマチック・コンセプト)などを調べていくうち、自分はまだまだビル・エバンスのことについて、良くわかっていないのではないかと思うようになった。オリバー・ネルソンの「ブルースの真実」での業績、マイルス・ディビスの「カインド・オブ・ブルー」での業績等など、トリオ以外でも彼の仕事を再認識する必要があるように思う。 この Portrait in Jazz はマイルス・ディヴィスの「カインド・オブ・ブルー」で、彼が掴んだモードでのアプローチを応用したアルバムだと言われている。彼はモードジャズという筆で自身の肖像画を描こうとしたのだろうか。それにしてもスコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(dr)との三者間のインタープレイの緊張感がいいし、彼のピアノのセンチメンタルなフレーズも理屈抜きに素晴らしい。 下のYouTubeのリンクは、スコット・ラファロ(b)が他界した後釜にチャック・イスラエルが加入した頃のビル・エバンストリオである。ベースがスコット・ラファロでないのは残念だが、それでも動く映像で雰囲気を味わえるのはちょっと嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月28日 07時11分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[ポピュラー音楽] カテゴリの最新記事
|
|