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2018.06.30
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現在、結婚式場のステンドグラス修理にかかり

そろそろ1週間になります。

ほぼ修理は終わり今日は新たな鉛桟(ケーム)

にパテを詰めて全体の磨きとクリーニングです。

今回のパネルは15年前に取り付けたステンド

グラスと言うことですが作品は点付けハンダ

で鉛桟の上から表面ハンダは施されていません。

そうなると、やはり金属疲労で点付けハンダ

された横の鉛桟が断裂されている個所が何と

10か所以上見つかり丁寧に再ハンダ付けして

直しています。それと表面の黒はブラックパテ

ィーナによる染めではなく噴きかけによる黒染

のようです。ですから色褪せた黒色を再現する

ことも困難です。周囲の鉛桟は10FHを使用

しており白錆が酷く、これもカッターで削り落と

し磨き直しているから想定以上の時間と労力が

かかっています。

以前、私が取り付けた20年前のステンドをリメ

イクの為取り外した時は周囲は真鍮の10FUを

使い、鉛桟は表面ハンダしていたので全く手間は

掛かりませんでした。

そうすれば作業効率のみを優先した作品作りは

10年後、20年後に影響が出て施主様に多大な迷惑

を掛けることになります。

多少、手間を掛けてでも最低限、表面ハンダと周囲

へ真鍮枠での補強は必要なのだと思った次第です。






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最終更新日  2018.06.30 15:46:06
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