|
カテゴリ:関連書籍
前回より、マドゥーラの翼の話です。とは言っても、このソフトは私がサンソフトに心を奪われる丁度直前くらいのタイトルなので、これ以降のソフトのような強烈な思い入れや、リアルタイムならではの濃いエピソードとかはありません。ただひたすら、持っている物を上げて思い出を語ります。それも、薄い思い出を。
前回も書きましたが、私はこのソフトをクリアしました。もう本当に、一回だけ。その時に首っ引きにして参考にしたのが、当時では定番おなじみの攻略本シリーズ、徳間書店の「必勝テクニック完ペキ版」でした。 ![]() この縦長、薄さ、表紙のデザインを見ると、今でもワクワクします。このシリーズを含め、当時はある時期まではファミコンのソフトも攻略本も大量に市場に流れていたため、ソフト発売数年後であっても比較的簡単に入手できました。僕がソフトを買ったのは平成になってからでしたし、攻略本はさらにその後のことだったと思います。 とびらを一枚開くと、見開きでバックサイドストーリーが語られます。このイラストは、言わずと知れた、もりけん先生の描き下ろしです。当時すっかりサンソフトに魅了され、なおかつ「わんぱっくコミック」の支持者だった私は、これを一目見た瞬間に購入を決意したのでした。 ![]() 他にイラストはというと、ボスキャラの紹介のところにあるコレくらいです。 ![]() おそらくオフィシャルだと思うのですが、描き下ろしなのか設定画なのか不明です。リアルタッチで結構怖い感じの絵です。 攻略ページはこんな感じです。 ![]() マップは手描きです。これは思い出に残っているのですが、この手書きのマップが1ステージにつき1ページにぎゅっと縮小掲載されていまして…。 ものすごく見にくいんです! 特に後半の城ステージの、ワープが複雑に入り組んだマップを確認しながらプレイするのは非常に骨が折れたものでした。というか結局、迷いながら体で覚えました。 最後に奥付です。 ![]() この写真、エンディング時の王子を助けた後のものなんですが、惜しみもなく公開しているのが何だか勿体無い気がします。実際にここまでたどり着くのは結構大変でしたので。 奥付には当然もりけん先生のお名前がありました。イラストの最後のところにクレジットされている「奥村一晃」さんというのは、多分最初の例会で司会をされていた奥村さんのことだと思います。 ・・・と、今回は本当にモノの紹介に終始してしまいました。最初に、あまり思い入れがないような書き方をしましたが、それは「発売前にワクワクする」という重要な通過儀礼を経てこなかった所為もあります。 しかし実際には、わんぱっくコミックでの紹介記事やもりけん先生の漫画連載の影響もあり、非常に気になるタイトルだったことには違いありません。むしろこれらの営業、広報活動のおかげによって、私はサンソフトに洗礼を受けたようなものです。 そういう意味で言えば、私はこのソフトをクリアしていて本当に誇らしく思うと同時に、時の流れに乗り遅れなかったことに安堵したりもしています。そしてそれは、実はこの攻略本のおかげだったのだと思うと、この定価300円の簡素な一冊がなんとも愛おしくなるのです。 次回も「マドゥーラの翼」の関連書籍について書く予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2011 12:16:13 AM
コメント(0) | コメントを書く
[関連書籍] カテゴリの最新記事
|
|