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臨時教員を考える 加藤ブログ

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February 1, 2010
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カテゴリ:臨時教員
 私は現在、特別支援学校の小学部の高学年を担当しています。1日の流れは次のようになっています。9時10分に登校してきてから、着替え、朝の運動・朝の会を済ませ、11時から午前の授業を1つ行います。給食・掃除の後、1時30分から午後の授業を1つ行い、2時頃には授業を終わらせ、着替えをして2時30分に子どもたちをスクールバスで帰します。子ども8人を3人の教師でみていますが、一人一人に手がかかり、じっくりと子どもをみる余裕がありません。
 しかし、その中で大切にしてきたことは次の3点です。
1、子どもに笑顔で接しよう!
見通しがもてなくて不安を抱いている子ども達が、怖い大人に心を開くはずがないと思うからです。
2、子どもに何かをやらせようと思うのではなく、まずは子どもとのやりとりを楽しんで仲良くなろう!そのためにブランコや三輪車などで一緒に思い切り遊んだり、じゃれあいを一緒に楽しんだりします。また、電気消し・ドアのロックをして遊ぶN君には、「ダメ」と無理に指導するのではなく、オーバーリアクションをするなどして、共に楽しみながらこちらの意図を伝えるようにしています。
3、力でねじ伏せるのはダメで、子どもとのやりとりの中で子どもに納得させる!ということを心がけています。図書館での絵本読みに熱中し、朝の運動に行きたがらないR君に対しては、R君の心を納得させるような言葉かけをしながら対応しています。「あと5分」、「じゃあもうあと1分」、「はい、もうおしまい」と段階的に言葉がけをしてあげると、納得できることが多いです。
また、音楽の授業で飛び出してしまうN君との対応も「お気に入りの本を預かっちゃおうかな」などと交換条件をいいながら対応しています。
 しかし、最近気になっていることとして次のようなことを感じています。
1、「○○しないと○○もらうよ」などといいながら子どもにとって大事な物を、盾に使うのは果たしていいのかどうかということです。とても便利ではあるが、人間形成上好ましくないように思います。使い方や言動次第ででもかわってくると思いますが・・・。もっと、子どもにとってプラス思考になれるような(楽しい~ができるよ。~しようよ。など)言葉がけを中心に使っていきたいです。
2、急に落ち着かなくなり、爪を立てたり、ぶったりしてしまう子どもに「いけません」という指導では、一旦やめても根本解決はしないはずだと思います。しかし現場では、不安な理由や原因をじっくりと考えてあげる余裕がないことが多いと感じることがあります。

 このように課題もいくつかありますが、考えていかなくてはいけないこととして「指導方法の答えは一つではない」ということです。子どもの特性や発達段階によって様々だからです。だからこそ、関わり方においても、授業においても「引き出しをたくさん持つ」ことが大事だと思います。例えば、子どもが外遊びから教室に帰ってこなかったら…、子どもが朝の会をするのに席についていなかったら…、などという課題に対して様々な角度から考え、色々な関わり方、言葉がけを考えて試してみることが大切ではないかと思います。






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Last updated  February 1, 2010 11:24:20 PM
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