カテゴリ:聴く
『平凡な私が月300万円稼ぐ7つの理由』という本を読み、
しみじみと現代はコミュニケーションが充分にとれていない、ということを 感じました。 この本は、著者の右近勝吉さんが便利屋の仕事をしながら 気づいたことが書かれていますが、 創業の頃は軽作業が多かった仕事の内容も、最近は、 話し相手になってほしい、独居老人から一緒にお風呂に入ってほしい などの依頼が増加しているそうです。 こんなにも多くの人が「誰か自分の話を聴いて欲しい」 「誰か私と一緒にいて欲しい」と思っているということ、そして、 本当に聴いてもらえたら、何か憑き物が取れたように明るい顔になる ということが書いてありました。 コーチングは行動を促すことを目的としているので、ただひたすら 聴くだけではなく、そこへ適切な質問とフィードバックを入れますが、 場合によっては、ただひたすら聴くということをすることもあります。 ただひたすら、相手を応援する気持ちで聴く クライアントの方はただ話したいことを話す これだけで随分と心が晴れて、行動が起きてくるときがあります。 ある大手運輸会社の元社長さんが、クール便を構想しているとき、 右近さんの事務所に寄っては、来る日も来る日も話をしていかれたそうです。 右近さんはただひたすら聴いていました。 「聴いているだけでいいのですか?」とお尋ねすると 「聴いてくれるだけでいいんだよ。」という返事。 右近さんは、社長が話しながら頭の中を整理したり、アイディアを出したり していて、充分に役に立っているんだということをそのとき実感したそうですが、 コーチングでも、特にプロモーター(コミュニケーションの4つのタイプ)の方には ただひたすら聴くということの方が機能する場合があります。 話をし始めると、すぐにアドバイスされたり、指示されたりすると、もう 話す意欲はなくなります。話をしたい人は、まず話を全部最後まで 続けさせて欲しいのです。 現代はみんなが忙しいからなのか、それがなかなかできていません。 誰かにたっぷり話を聴いて欲しいと思っている人は本当に多いのだと感じます。 右近さんはお年寄りに限らず、若者の、働き盛りの多くの人が 「話を聴いて欲しい」と思っていて、その話がすべて深刻なわけではなく 平凡で日常の会話ではないかとおっしゃっています。 今日、一日、あなたの周りの人の何気ない話をちゃんと最後まで 聴いてあげてみませんか?きっと喜んでもらえると思います。 そして、今度はあなたの話をよく聴いてもらえると思いますよ。 ブログランキング参加しています。クリック!!してくれると嬉しいです。 人気blogランキングへ ありがとうございます。 ベストライフ・コーチングのホームページ では 体験コーチングを受け付けています。どうぞお越しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月14日 14時05分05秒
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