カテゴリ:素敵に生きる心がけ
セブン・イレブン社長の鈴木敏文さんについて書かれた本
『鈴木敏文の本当のようなウソを見抜く』勝見明著は なるほど~!と思わせる内容が一杯です。 私たちが「普通こうでしょ」と考えている中に真実でないものが 沢山あることがわかり、本当のことを見抜く目を持つ大切さを 感じさせてくれる本です。 例えば、「お客様のために」「子供のために」という言葉は あたかも相手のことをよく考えているような感覚で使いますが、 本当は、「お客様の立場で」「子供の立場で」考えることが 大事なんだとあります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー抜粋――――――――――――――― わかりやすい例が、自分の子供を叱るときです。おそらく世の親たちは、 “子供のため”になると思って叱っているでしょう。このとき、親は 自分の経験から、わが子はこうあるべきだという考えや感情が優先している はずです。だから叱っても言うことを聞かないと、おまえのためを 思って言っているのに、なんで親の言うことがわからないのかと ますます子供を叱ろうとします。 しかし、子供は日々成長しています。取り巻く社会的環境も親世代が 子供だった頃とは大きく変化しています。もし、“子供の立場で”考え、 その信条も理解して叱ったら、叱り方は大きく違ってくるでしょうし、 子供の反応も変わるはずです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お客さまの場合も、例えば、おせちは「お客様のために」大パック詰めで 準備していたら売り上げが伸びず、「お客様の立場で」考えて、 量り売りや小パックにしたら売り上げが何倍にもなったという 話が掲載してあります。 「~のために」は自分の考えや過去の経験が前提になっていて、 「~の立場で」は、自分にとって都合の悪いことでもやる発想という前提 があり、そこが大きな違い、とあります。 読んでみるとなるほど~!ですね。 よく、電話会社の新サービスの案内などを読むと、読み手の立場で 書いてあるのかしら?と思えるほど、難解で、自分たちの「お客様のために」 感覚でしか書いていないのではないかと思えるときがありませんか? お客様の立場で読んで本当にわかるかしら?という発想はあまり感じられません。 自分がやっていることは、あまりにも当たり前になりすぎていて 初めてそのサービスや商品に触れる方の立場でなかなか考え切れない、というのが 現実なのかもしれませんね。 今自分がやっていることを「お客様の立場で」「相手の立場で」という視点から 考えてみると、いろんな気づきがあると思います。 また、まったくそのサービスを知らない人に感想を聞いているというのも いい発見があるかもしれませんね。 「~のために」ではなく「~の立場で」考える、話す、書く これを基本にしていくことが大切だと考えさせられた本でした。 *ホームページが新しくなりました。 写真が掲載されていてちょっと恥かしいですが、よかったら見てみてくださいね。 ブログランキングに参加しています。 あなたのクリックを!!ありがとうございます。 ベストライフ・コーチングのホームページ に、どうぞお越しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月28日 22時53分41秒
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