成功知能指数SIQコーチの幸せ日記

印象派の画家に大きな影響を与えた葛飾北斎は、江戸時代の人で
ありながら９０歳まで長生きをしました。

８８歳のときに描いた「赤壁の曹操図」を見ると、とても８８歳の
老人が描いた絵とは思えぬ若さがあり、斬新さがあり、本当に驚いてしまいます。

北斎は亡くなるとき、「あと１０年、いや、せめて５年生かしてくれ。
そうすれば、まことの絵描きになってみせる！」と言われたそうです。
あんなに素晴らしい絵を描かれていたのに、彼の中ではまだ「まことの絵描き」には
なっていなかったのですね。果て無き熱い向上心を感じます。

手塚治虫さんも亡くなられるとき「まだ描きたいことが山ほどある。」と
おっしゃっていたそうですが、二人とも心の中に、描きたいことが
まだまだ沢山あったんですね。

その創造性はどこから来るんでしょう？

自分のやりたいことにひたすら情熱をかけて取り組んでいると、
二人のように汲めども尽きぬアイディア、上達したいという意欲が
次から次へと出てくるのではないか、と思います。

･･･とここで、思います、と書いたのは、残念ながら私は二人のような
汲めども尽きぬというほどの創造性は感じたことが無いからです。

ただ、デザイン画を描いたとき等に、永遠にこんなことばかりやっていられたら最高！
という感覚を得た経験があります。
その時の感覚は今でもよく覚えていますが、きっと二人にはあの感覚が
ずーっと続いていたのではないかと想像します。

二人のように自分が夢中になってやっていることが、多くの人に喜びを与える
というのは、自己実現の最高の形ではないかと思います。

きっと全ての人の中にその種はあって、いつ芽を出させてくれるのか
じっと待っているのかもしれませんね。

もう年だからと言わないで、
家族がいるから無理だわと言わないで、
お金がないからと言わないで、
あなたの種に水をやり、光をあててあげましょう。
そうすればきっと芽がでてきます。
水もやらずに光もあてずにいるのは自分自身だったりしませんか？

人生８０年から９０年の時代になってきました。
いつからでも夢は追いかけることが、叶えることができます。

小さな夢でも達成できればこんなにうれしいことはありません。
あなたの中の小さな種―幼いときに花開く種、若いときに花開く種、
中年になってから花開く種、老齢になってからの種、といくつか種が眠っています。

人生、どこからでも花を開かせることができるのです。
あきらめないで、自己実現の夢を叶えていきましょう。

自分自身の制限をとってあげるのが出発点ですよ。


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