カテゴリ:素敵に生きる心がけ
境界線?って何?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
境界線というのは、他人と自分との間にある見えない境界をはっきりと描く線のことです。 コーチングでは、まず自分の基盤をしっかりと確立することを大事にしていますが、境界線は自己基盤の中でも特に人と関わる大事なところです。 自分の周りに丸い境界線があると想像してみてください。 人に対して、言われるだけになっていたり、言い返せなかったり、自分の意志を伝えられないと、どんどんその境界線は自分側へ迫ってきて、狭いところに自分自身を追い込むことになります。 境界線を拡げることができると、自分の領域が広がり、自分らしくイキイキとできている空間・時間を持つことができます。 もっと気軽に「○○をしないでください。」「私はこうしたいんです。」とはっきり言えるようになると境界線がはっきりと太く描けるので、自分らしさ、安心できる状態が広がってきます。 このとき、境界線を拡げることを最も妨げるものは感情です。 例えば、「波風を立てることについて怖れがある」と、侮辱された感じ、失望感、要求にはとても応えられないという感情や想いがあっても、言葉が出なくなってしまいます。 しかし、ここでよく考えて見ましょう。 相手は自分の感情や意志や好みを伝えているのに、あなたが自分の感情・意志・好みに対しては何も言わない、というのは、自分の感情や利益を過小評価していることになります。 自分の感情や意志よりも相手の感情・意志ばかりを気にかけるのは、相手にこちらの感情を無視するよう教えているのと同じです。 言いたいことが言えなかった、という自分への腹正しさの裏には、不満や落胆、嫉妬、罪悪感、愛情、感謝の気持ちなど、多様な感情が存在しています。 そういった自分の多様な感情を無視し続けていると、自分の領域はどんどん小さくなって息苦しくなります。境界線もはっきりと描けていないので、どんどん人があなたの領域に土足で入ってくるようになります。生きるのがしんどくなってきます。 人の評価を気にしないで自分自身を大切にする はっきりと相手にリクエストする これができるようになると、いい人が自分に集まってくるようになります。 まずは自分が感じたことを素直に 「私はいま、がっかりしている。」「私は、今、戸惑っています。」と 表現してみましょう。それが境界線を拡げる第一歩です。 それができるようになったら、はっきりとNOと言うようにトライしてみることです。自分の意志をちゃんと伝えることができるようになってみると、自分の意志や感情を言ってみても以前怖れていたような波風をたてるような事態は発生しないんだ、発生しても大したことではないと気づいたりします。 境界線をはっきり描くって苦手だなと思い当たる方は、下記のワークをやってみてくださいね。きっとお役に立ちますよ。 1.人間関係で妥協している場面を考える あなたの時間を奪っている人、無駄にしている人との関係を考えてみてください 2. 1.の場面で、どう自分の意志を伝えるか、リクエストするか、というアイディアを書き出す できるだけ沢山書き出してみてください。 いろんな発見があるはずです。 そして、実践の場で、少しずつトライしていきましょう。 書き出してみて、いろんな気づきがあったら、ちょっと勇気を出せば、できるようになりますよ。 ブログランキングに参加しています。 あなたのクリックを!!ありがとうございます。 ベストライフ・コーチングのホームページ に、どうぞお越しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月17日 14時53分50秒
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