カテゴリ:素敵に生きる心がけ
日産が復活してから、もう既に数年がたちましたが、
復活の起動をもたらしたカルロス・ゴーンさんには 多くの学ぶところがあります。 『カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか』財部誠一著の 中にある逸話を一つご紹介します。 あるとき、購買部門内でプロジェクトチームを立ち上げるように カルロスさんが指示しました。水曜日のことです。 「いつまでにやればいいでしょうか。」 「今週末までに。」 それまでの日産は、プロジェクトチームを立ち上げようと 思ったら、どんな組織にするか、人選は、と話し合って 3ヶ月はかかっていたそうです。 担当者は3ヶ月かかっていた作業を2,3日以内で、と 言われ、そこで「わかりました」と答え、関係者と 必死で議論をし、翌週の月曜日には人選を終えました。 「この経験は大きかった。過去の常識を劇的に打ち破る ような成功体験を積み重ねていくなかで、日産の カルチャーそのものが変わっていくだろうという気持ちに なりました。」 この逸話にはいろんなことを感じますが、一番感じたことは 「思い込みを払拭する大切さ」です。 担当者は、「そりゃ、何でも無理ですよ。今週末なんて。」と言わず、 「わかりました。」と答え、前代未聞の 「短時間でプロジェクトチームを立ち上げる」ことに挑戦し始めます。 ここで、「絶対そんな期間じゃ無理!」と思い込んでいたら 進展しません。 もちろん、状況が厳しかったので、担当者の方も 覚悟を持って仕事にあたられていたのだろうと思います。 ここでいつもの現実の世界に目を向けると、 「そりゃ、何でも無理ですよ。今週末なんて。」 という反応を私たちはしがちですね。 人からの要望に対してもそうです。そして、自分自身に対しても このセリフをいいがちです。 「無理よ、絶対!」と思い込んでしまって 自分の可能性を封じ込めてしまっていることが結構あります。 私にもご他聞に漏れずそんな傾向がありました。 あれとこれという条件がそろわないと無理、といった思い込みで いろんな可能性を封じてしまう「思い込み」の傾向が多いにある、 と自覚できてからは、 「本当に無理なの?他の方法はないの?」という問いかけを 自分自身にするようになりました。 そうすると、無理かな、やっぱりダメかな、と思っていたことも 案外解決できる方法が結構あることに気づくようになりました。 数日で3ヶ月かかっていたことをするのは無理、とは考えず とにかく数日でやりとげることを意識して挑戦したら それが本当に実現できた、というこの購買部の話には、 思い込みをはずす大切さを感じます。 自分の前進を阻んでしまう思考パターンが誰にでもありますが、 私の場合は、まさにこの「思い込み」がそれでした。 前進を阻む思考パターンって、あなたの場合、何ですか? もし、「思い込み」がその一つだったら、 「本当に無理なの?他の方法はないの?」と自分に訊いてみてください。 頭をふり絞って考えていると、他のアイディアがでてきます。 それも1個ではなく、何個も。 なあんだ、こんなに方法はあったんだ、と気づくことができると、 それからいろんなときに、この感覚を応用できるようになりますよ。 ブログランキングに参加しています。 あなたのクリックをご協力ください。ありがとうございます!! 人は自分の物語の中で生きています。 他の人はまったく違った物語の中で。 これに気づかないために起こるコミュニケーションのギクシャクの なぞを学んでみませんか? 4/12 コミュニケーション・スタイルを学ぼう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月06日 13時08分09秒
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